06 October 去る夏=感傷から、芸術の秋=鑑賞へ 去りましたね。夏。もうすっかり寒いです。そりゃそうだ。10月なんだから。本日はすっかり感傷の季節を乗り越え、鑑賞の季節に突入した保田よりいくつかの展覧会の紹介をさせてもらいます。世代別メニューで。1)中学生へ ⇒⇒⇒ 銅駝高校 美校作品展↓2)高校生、高卒生(特に美術史受講者のSTSP生)へ ⇒⇒⇒ 抽象絵画と具象絵画の展覧会↓3)一般の方へ ⇒⇒⇒ 美術倶楽部 秋のイベント「高橋由一展」見学のお知らせ↓ 緊急な順番から紹介しますね。1)これは超大急ぎ、10月7日(日)つまり、明日まで、銅駝美工展やってます。保田は、本日行って来ました。毎度の感想ですが、高校生でもここまで描けるんだ!!と感心させられます。また、京芸と同じく、卒展ということではなく、3学年全体の展示なので1年生のデッサン、2年生の作品、3年生の卒業制作を見ることが出来るのも良い。制作風景のビデオなどもあり、特に銅駝受験を考えている生徒には必見の内容です。もう行っているとは思いますが。アスクから銅駝高校に行った生徒の作品もたくさん観ることができました。3)アスク美術倶楽部 イベント紹介芸術の秋ということで、例年、展覧会に行っています(昨年度企画⇒)が、今回は日本の偉大な画家、日本初の油彩画家と言われる高橋由一の展覧会を見に行きます。ついでに、美術館周辺の画廊も覗きます。タイトル◆10月21日(日)京都国立近代美術館「高橋由一展」見学、周辺ギャラリーめぐり申し込みは、メールか電話でお願いします。(前日の21:00までに北山本部まで)当日予定は以下の通りです。※10:30~12:30の通常授業は行います。※午後のオープンアトリエ(北山教室)はお休みとします。①12:30~13:00 スライドレクチャー『高橋由一とその時代』(北山教室)参加無料②13:30~移動(地下鉄)※途中食事(マクドナルドか?)③14:45~美術館周辺のギャラリー見学(クンストアルツ、山総美術など)④15:30~京都国立近代美術館「高橋由一展」 ~17:00⑤15:00~ 美術館周辺のギャラリー見学(ギャラリー16など) (17:45終了)※彦根教室の生徒さんはやや遠いですが、ぜひ参加してください。 12:30~スライドレクチャーからの参加か、15:30京都国立近美前集合かのどちらか となりますが、必ず、申し込みをお願いします。(北山の生徒さんも同様です)2)高校生、高卒生(特に美術史受講者のSTSP生)へ ⇒⇒⇒ 抽象絵画と具象絵画の展覧会↓現在、美術史で「抽象と具象」をテーマにした2回シリーズの授業を行っています。(彦根の授業は少しタイミングがずれて「日本美術氏:仏像」をやっている)1回目の授業では、抽象絵画の創始者を争う3巨匠、中興の祖的なアメリカの抽象表現主義の2巨匠、そして現代日本の抽象絵画を紹介、その後、現代日本を代表するリアリズム絵画の巨匠を3人紹介。2回目の授業では、抽象絵画とリアリズム絵画それぞれの意味や目的についても論及していきたいと思っているのですが…なんと、ちょうど、良いタイミングで、テーマと関係深いアーティストがこの時期、京都で展覧会をしています。次回の授業での紹介だと会期が終わってしまう展覧会もあるので、このブログの場を借りて紹介したい。これらの展覧会を見てもらうと授業の理解度が格段に高まりますので。(京芸や京造、京教の先生、アスクのOB含む)※会期終了が早い展覧会順に紹介しています。リアル? タカギ トモコ -メジルシ- アスクOB(京芸油4回生)現アスク非常勤講師ギャラリーi2012年10月16日(火)から21日(日)12:00~19:00(※21日~17:00)会場で「高木先生っ!」て言うと恥ずかしがられますので注意。抽象? 比果彩「CAMPEE」展 アスクOB(京芸油院2回生)クンスト・アルツ2012年10月16日(火)から21日(日)12:00から19:00 (最終日17:00まで)アスク生のHさんの姉。下で紹介しているサイモン先生の生徒(だったはず)ということは保田の後輩ということにもなりますね。アスクには彼女の色彩の作例がたくさんあり特に生徒から人気がありますね。リアル 鶴田憲次展 ※京都芸大教授(油画)ギャラリー恵風 (←HPには展覧会予定が非掲載)10月23日(火)~28日(日)12:00~19:00(最終日18:00)※保田が学生だったころは、すごく怖い先生でしたが、最近の生徒に聞くとやさしいらしい。作品はすごいです。どうやって描いているのか?とホンとにびっくりするような作品。ギャラリーHPに資料がないので、先生と同級生だったというデザイナーの方のブログ記事をリンクしておきます。(昨年の記事ですが)http://sakainaoki.blogspot.jp/2011/10/rgb.html抽象 サイモン・フィッツジェラルド 個展 ※京都芸大教授(油画)ギャラリーヤマグチヤマグチ 10月13日(土)ー11月3日(土・祝) (日・月休み)※大阪港、ちょっと遠いですが…。保田が在籍したクラスの恩師。絵画ではなく、仏教を学びに日本に来られた先生ですが、(抽象絵画=精神世界の表現、という側面がなにかわかるような感じの作品です。すばらしいです。抽象 岩村 伸一 展 ※京都教育大教授(油画)アートスペース虹10月23日(火)~11月4日(日) (月曜休廊)京都教育大学に特修美術科があった時代には、アスクからもかなりたくさんの生徒が行っており、岩村先生に担当してもらった人も多いのですが、泥で絵を描かれています。その泥をいっしょに堀に行ったり、野外のワークショップなどに参加したり、生徒といっしょに制作活動をされており、それを通じて、すごく勉強になった、すごくいい先生。という話をOBからよく聞きました。(タダ働きさせているとも言えるが)不思議な作品ですが、保田は大好きな作家です。抽象 大舩真言展 アスクOB(京都教育大日本画出身)アンスティチュ・フランセ関西 (旧 関西日仏学館) 3Fサロン、他10月6日(土)~10月26日(金)時間:火曜~土曜:10時~19時時間:日曜:10時~15時現在ブレイク中の大船君。5つぐらい展覧会かけもち状態でたいへんとのこと。滋賀県出身。琵琶湖畔のアトリエで制作されています。リアル 川村悦子 個展「草木繁るところ」 ※京都造形大教授(油画)イムラ・アートギャラリー会期:2012年10月5日(金)〜11月10日(土)(日・月・祝休み)アスクからもOBがよくお世話になっています。リアリズムといってもいろいろだと思いますが、美術史で紹介した野田弘志氏とは対極的な作品と思えます。リアルだけど叙情的というか。ギャラリーサイトにもたくさん写真がありますが、実物を見ないと良さはわからない。この機会にぜひ実物をぜひ見てほしいです。リアル? 小沢さかえ [海底オーケストラ] アスクOB(京都造形洋画出身) モリ・ユウ・ギャラリー2012/10/05[金] - 2012/11/17[土]日曜・月曜・祝祭日休廊※京都造形大時代は、川村悦子先生の生徒。隣同士のライバルギャラリーで師弟対決?(イムラ・アートギャラリー、モリ・ユウ・ギャラリー、ギャラリー恵風はすぐ近くなので、3軒いっぺんに観ることができ合理的です)アスクOBの中で最も活躍している人の一人ですね。海外でも売れている人気作家です。具象ですが、リアリズムとは遠い。受験でいえばイメージ表現的なものですね。女子には人気ありそう。男子はちょっとついていきにくいかも。センターも近づいており、なかなか展覧会観にいく間もない受験生ですが、たまには、時間をつくってギャラリー、美術館も行ってほしいと思います。高橋由一も、もちろん見てほしいと思います。保田 [0回]PR 2012/10/06 (Sat) 21:48 アスク美術倶楽部 Comment(0)