07 October 時間通りにはじまらせること。時間通りにおわらせること。 こんにちは。サカグチです。 いつも乗るバスに、1人だけすごく丁寧な運転手の方がいます。阪急電車は何分後に来ますと案内したり、ゆっくりと聞き取りやすいように話したり。きっとあのバスを利用してる人は結構気づいてるんじゃないかな。真面目すぎるその姿勢を滑稽に思ってる人もいるかもしれない。 ずっと、おそらく10年くらい前から止まったままになっていた腕時計の電池交換を7月におこないました。動くのかどうなのか心配だったけれど、この2ヶ月ちゃんと時を刻んでいます。9月は31日がないから、10月1日に日付を31から1にあわせました。10年ぶりの懐かしい習慣。 電池交換をするときに、京都駅にある時計修理のお店がいいと聞いたのでその店に行きました。なんでも他では断られる時計の電池交換や修理も大丈夫とのこと。あまり多くを話す人ではなかったけど、信頼できる仕事をする人だと感じました。 動いた腕時計をながめながら、これから大切に使おうと思いながら、バスの出発を待っていました。秒針がまもなく12をさそうとしたときにバスのエンジンがかかり、聞いたことのあるあの丁寧な案内の後、ドアが閉まり、時刻表通りに、そして電池交換したばかりの腕時計と綺麗に同じ時間を数えながらバスは出発しました。 時間を守ることって結構しんどくて大変だし、時間に縛られたくないんだと言って腕時計をしないのもカッコいいと思ったりもしたけれど、色んな場所の色んな人を結んでいるんだと思うと、守れそうな気がする。見知らぬプロの時計修理技能士と見知らぬプロの運転手の仕事を結んでいたように。 サカグチ [0回]PR 2012/10/07 (Sun) 12:00 日常の出来事 Comment(3)