11 October なんやこれ 京都駅から七条教室までの道すがら、素敵なものをひろいました。これ。 大きさにして約5×7cm程度。なにやらクリップ状のスプリング機構があり、スチールの部分もある。裏には信頼と実績と軋轢の「MADE IN CHINA」。クリップといえばなじみはあの画用紙とカルトンを挟んで止める目玉クリップですが、みてくれがどうにもただならないと申しましょうか、このどこかNASAを思わせる出で立ち。何かを挟むものではあるのだろうけれども、さっぱり何なのかわかりません。正直言って、素敵かどうかもわかりません。白状すると、よくわからないゴミをひろってしまったという自分への罪悪感を差し引きゼロにせんがため、つい「素敵な」などと書きました。それはそうと、なんやこれ。これ自体がもっと大きな何かの一部なのではないのか。しかしその何かに接続できるような肝心な部分がないのでおそらく違う。東北の奇祭「クリップ祭り」で皆が手にして踊るという有り難いやつではないのか。しかしそれにしては持ち手が浅い。それにそもそも「クリップ祭り」というものがない。くるくる回して色んな角度から観察したり、自分が色んな角度になりながら考察すれど、結局、やっぱり何だかわかりません。正体不明な物体を前に焦りがつのります。さらには、芸大美大受験予備校のブログなのに芸大美大受験予備校と何も関係ないことを書いている。ということにも気づいてしまい、いっそう焦りがつのります。これだけ観察したから、もう見ないでも描けるなあ。無理矢理、芸大美大受験感を出してみるも、いまさら出るはずもなく。観察:物事の状態や変化を客観的に注意深くみること 智慧によって対象を正しく見極めること 物事の様相をありのまま、詳しく見極め、そこにある様々な事情を知ること 何らかの目的のために、対象を詳細に見、そこから何かを導き出す行為みたいなこと書くと、やっと美大受験らしくなりましたが、しかし、いくらなけなしの智慧でもって観察すれど、こいつから様々な事情とやらを知ることができない。僕ははたと達観しました。わからんもんはわからん。こんなものただのクリップじゃねえか。そう思いながら、七条教室の貸し出し用クリップの引き出しに入れて。長々と僕は一体、何が伝えたかったのでしょう。書いてて自分でもわかりません。なんやこれ。はやし [0回]PR 2012/10/11 (Thu) 22:10 アスクでのこと Comment(0)