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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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04 November

なんなりと

王座。社長の椅子。などと言いまして。
古今問わず、イスというのはステイタスの暗示でもありました。


さて、こちら講師のイス。
ふかふかです。キャスターまでついてちょっとそこまで気軽にドライビング可能。おまけに回転式で360度視界良好。しっかりとしたイス。


一方こちら生徒のイス。
なにこれ。板まげて足つけただけじゃん。かろうじてイス。

このイスのグレード差たるや。
くしくも「先生」と呼ばれるものと「生徒」と呼ばれるものの差なのでしょうか。
えらいぞ「先生」、ひれふせ「生徒」、ということなのでしょうか。
しかしながら僕はこう思います。
これはいわゆる、絶対的強者の負うハンデというものなのではないかと。
そもそも「先生」と「生徒」なんてものは互角、いやいや、それどころか「生徒」の支払う受講料かなんかで「先生」たるものやっとこ食わせてもらっているわけで、時には、きひひひ、などと卑屈に笑いながら、こすっからく日陰に身をひそめ申し訳なく出っ歯でメガネの敗戦国民という心持ちで生きているわけです。
第一、「生徒」なるものが存在せねば「先生」など存在せぬのです。しかも逆は真ならず。
これはもう断然「生徒」の方が強者であり、ステイタスとしては上でしょうと。
だから講師は、せめてイスを少しばかり立派にすることで生徒各位にハンデを賜っているのです。
それでもまだ互角には至っていないかもしれない。

だとすれば、「生徒」はそんな屁でもない「先生」とやらに、もっと要求してもいいのではないでしょうか。
「もっとここを詳しく教えてくれろ」「こんな課題があったらいいと思うがどうかね」「納得いくまで説明しさらせい」「こういうことを考えたが異論はあるか」「とにかくあんたばっかしゃべってないで、こっちにもしゃべらせい」
じいっとだまって教えを待つばかりでなく、けっこう言ってもいいんじゃあ、ないのでしょうか。
ただ、彦根教室は、講師も生徒もふかふかのイスだということを僕は知っている。

はやし

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