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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
27 November

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21 November

七条教室の様子

こんばんは。
七条教室より、実技講師の上杉です。





七条ST生、今週は石膏デッサンに取り組んでいます。
光源を絞る為、教室の大半の蛍光灯を消しています。いつもよりほの暗い教室の中、皆、熱心に制作に励んでいます。


「個性が抑圧される環境でこそ、本当の個性が見える。」という言葉を、何かで読んだ事があります。


個性という事柄について、様々な見解があるかと思いますが、鉛筆デッサンに於いての個人的な実感と重なり、妙に納得した憶えがあります。

自分が思う、自分の個性なんて、うわべでしかない。
「個性」という言葉は、得てして、「これが自分の個性だ。これでいいんだ。」なんて下手糞な自分を納得させる為の甘えにすぎない。
その人の手癖、技術的な不備が出ているに過ぎない。

自分の手癖に対し、注目し、注意する事。
モチーフを自分に合わせるのでなく、自分がモチーフに合わせる事。

何でもかんでも、同じ描き方、自分流で描いていても、技術が向上するわけない。幅は広がっていかない。

モチーフをよく観る。モチーフを感じながら描く。なんてよく聞く言葉ですが、キレイ事でもなんでもない。自分の技術を向上させる、自分の、本当の個性を画面に宿らせる為の、「そうせざるを得ない」、唯一の姿勢であると思う。


「モチーフと向き合う事」、それは「自分の悪い部分と向き合う事」と、同義であると思います。
誰だって自分の悪い部分を見たくない。しんどい。けど、それをしなくちゃ成長出来ない。
と、自分に言い聞かせる今日この頃です。


上杉

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