27 November 石膏像=人間か? こんばんは。北山教室のマシヤマです。 今週は後期3度目の構成静物課題をおこなっている北山教室。 STSP生、WSS生が入り乱れて制作をしております。 特に現役生に【石膏デッサン】をさせたくて、「高3のみんな!今週は石膏を描いてね」と言ってしまったので、石膏像チームがギュウギュウになりました。 窮屈な思いをさせてゴメン。 思えば、私が始めて美術予備校に通い始めたのは高校2年の秋。最初の課題がモリエールの木炭デッサンでした。 なにもわからず描きあげた作品は、石膏デッサンというより『棟方志功』の木版画のような、アウトラインの非常に強い不思議な代物となりました。 土日の現役生は石膏デッサン初めて!という生徒が多かったけれど、とても良い進め方ができていて感心しました。 完成度では不満もあると思うけど、私は素直に「良いなぁ」と思ったのでした。 写真ではガランとしていますが、これは土日の様子だから。今日はこの8倍の人数です。 石膏像は人間の形をしています。だから顔が似ないと気分が盛り上がりません。まずは形を合わせるために時間を費やしても良し。人間として形が成り立っているかをチェックしましょう。 ……でも……人間ではないのです。ここが注意ポイント。 石膏像はあくまでも石膏の塊。クールな眼差しで明暗を観察し、立体感を掘り起こす作業も必要。でないと妙に生々しい質感になってしまうこともあります。 常に対極の感覚が大切です。『マクロ』と『ミクロ』、『冷静』と『情熱』。 ついさっき面白いものを見つけてしまいました。 ↓↓↓ ぜひ明日からの制作に活かしてください! <マシヤマ> [1回]PR 2012/11/27 (Tue) 19:29 アスクでのこと Comment(0)