08 December この前の休日 こんばんは。七条教室より、実技講師の上杉です。先日、休みの日に展覧会を回ってきました。アスクの非常講師でも頑張ってくれている服部先生の展覧会、僕の親しい友人のグループ展に行ってきました。思うのは、受験に関してのこと。今よりもより激烈な受験競争を強いられていた時代をくぐり抜けた、あの人、アイツが、受験で何を得、今どのようなスタンスで美術に取り組んでいるのか。大学に入ると、いきなり大海原のような美術の世界に放り出され、まず途方にくれる。水平線の彼方を目指す。深海に向かって深く潜る。水面からのジャンプを試みる。自分のスタイルで自由な泳法をとり、定めた果てまで泳ぎきる為の術を、あのとき、育んでいたんじゃないか。必要であれば、今まで培った知識を、技術を捨てる事もあったかも知れない。ただし、元から何も持っていない状況と、苦労して培ったものを捨てる事は、全く違う。決断のデカさが違う。捨てる為に体得する事、それ自体に意味は十分ある。あのときに育んでいた事はそれじゃないのか。美術に於ける受験のあり方に、疑問、葛藤やジレンマを持ち続けながら制作し続けた、あの人たちが受験を経て、獲得したものは、美術に於ける自分の立ち位置、強い信念なんじゃないだろうか。と思う。そんなことを考えながら、受験生のみんなには、本当に頑張って欲しいな。と思いました。応援してます。-おまけ-同じ日に、ミートパイを作りました。ケチャップとチーズの懐かしい味、牧歌的なビジュアル。好きな食べ物です。評価は「松」!やったね。上杉 [0回]PR 2012/12/08 (Sat) 20:48 アスクでのこと Comment(7)