14 December 12/12(水)10年後の京芸生 講演会 報告~! 12/12(水)に京都市立芸術大学で行われた、 「10年後の京芸生」という講演会を聴講してまいりました。 サイトウです。 10年前に京芸を卒業した人がどんな10年を歩んで、 「今」に至るのか、そんなお話を聞きました。 在学生の進路選択に役立つようにということで、 キャリアアップセンターという部署が主催されていたようです。 音楽学部出身2名、美術学部出身3名。 美術学部の方は、画家、陶磁器作家、アートディレクター(デザイン)の3名でした。 特にファインアートのお二人は、 自分のつくりたいものをつくる。つくることが好きだから。 それを譲らないために…… アトリエはどうしてるのか?作品の値段に対する考え方は? 結婚してる? 震災後の心境… とかリアルな話題で、あっという間の2時間で興味深く聞いていました。 わたしはデザイン出身ですが、いつも、 「美術とデザインの違いは?」 「向き不向きってあるのか?」 「なんかファインアートの人ってデザイン科を軽視しがちじゃないか?」 とか疑問を持っています。 アートディレクターの方から受けた印象は、 社会とのかかわり方が、 そもそも職業プロとして、お金をいただくことが前提なので、 お金と自己表現との兼ね合いというかんじのお話はあまりみえませんでした。 社会の中での役割を担い報酬を得る。まずそれが前提。 そこにどう自分の考えや感覚を織り交ぜるか。 ファインアートは「やりたいことをやるために、どうお金を得ていくか」。 そんな違いを印象として受けました。 根底に必要な造形的基礎力や思いは共通する所が色々あると思いますが。 こういう話を聞ける機会はいいですね。 ask出身生とも会えました。 七条教室長をしていた頃の教え子。 彼も3回生で進路を考え始めているとのこと。感慨深い。 音楽の方の話も楽団に入る話、ピアノの先生になる話など 分野は違えど、ためになる話で、音楽学部のある大学っていいなぁと感じました。 視野が広がりますね。 <サイトウ> [0回]PR 2012/12/14 (Fri) 15:46 大学のこと Comment(0)