07 May 美術史~クロッキー~デッサン こんばんわ、保田です。昨日、今日と七条教室で授業しました。昨日は美術史、今日はデッサン授業。美術史では、アンリ・フォションの様式発展の理論を紹介しました。どんな芸術も勃興~発展~衰退の中で4つの段階をふむ、という歴史法則の学説です。アルカイック段階~クラッシック段階~マニ江リズム段階~バロック段階前提として、どんな「歴史法則」も「歴史理論」も、たぶん、不正確。だって神様じゃない限り、歴史全体を見ることはできないんだから。という話もしています。それでもなお、過去の様々な出来事を整理したり、変化の原因を考察したりしないと、ただ過去の出来事を知るというだけだったら学問としての意味はない。それだと、何の役にも立たない。(それでも、面白くはあるんですね。歴史好きには…。)という話もしています。だから、間違っている部分もあるとわかっていながら、過去の理論は学ぶべき、ということなんですね。そんな理屈も語りながら、古代の彫像の4段階の作品、ルネサンス以降の西洋絵画の4段階の作品を比較しながら紹介しました。例えば…アルカイック期のギリシャ彫刻(クーロス) 何とも魅力的… クラッシック期のギリシャ彫刻左:プラクシテレスの彫像(あのヘルメスです”!) ※女性的な美で有名 うつくしい…!右:リュシッポスの彫像 ※男性的な美で有名 超カッコイ~!本日はデッサン授業でしたが、最初は恒例のクロッキー。さっそく、昨日の美術史のネタ「コントラポスト」の話しを思い出してもらいました。最初のモデルは保田。たまにはおじさんの身体も描いてみよう、ということで…。45年の風雪を耐え抜いた肉体を…。 そして、最後のモデルK君。やっぱり若い肉体はいいねえ。とほほ…。リュシッポスの彫刻のような男性美が描けたでしょうか?保田 [0回]PR 2013/05/07 (Tue) 20:48 アスクでのこと Comment(3)