30 May 合格再現gallery askHPにある「合格再現gallery」を更新しました。 2013年度入試の作例を掲載しています。分かるものは、点数も掲載しています。 ぜひチェックしてください。 そんな「広報」と呼ばれる仕事もしているサイトウです。 国公立の芸術大学は、大学自身が合格作品を見せることはまれです。 京都市立芸術大学などは現在は一切公開していません。 知る限りはそのはず… (サイトウの知る限り金沢美術工芸大学や広島市立芸術大学などは、公開しています) 公開しない理由のひとつに、 「受験生が『これが正解』と解釈して、似たような作品を目指さすのはよくない」 というものがあります。 一方、askで、指導をしていて感じること。 わたしは高卒生クラスの色彩指導に入ることが多いのですが、 とくに色彩など展開に自由度のある科目は、 「京芸入試の色彩の作例ってあんまりきれいだと思わないんです。」 という声もちょこちょこ聞きます。 私も実は高校生時代そう思って、関東のデザイン系の色彩構成作品に見とれていたクチです。 アスクでここ何年か指導をして思うこと。 askでみる作例に蛍光色がたくさん使われていたら、徐々にみんなの画面に蛍光色が多くなっていく。 縦横自由の作品でも、作例に横画面が多いと、横画面制作が多くなる。 平塗り作品が多いと… なんとなく京芸入試作品のタイプが似通ってく。 でも、基礎さえあれば、考え方さえ理解すれば、 もっと「自分のスタイル」ができていくと思います。 自分が好きになれる作品つくってほしいです。 予備校は、「こんな合格者出していますよ。合格するための情報ありますよ。」 と全国に向けて発信したい立場なので、作品掲載をしますが、 やはり制作をするみんなは「自分の納得いくスタイル」を模索してほしい。 まずは真似る。ぱくる。大いに結構なこと。 そうしないとそもそも基礎が培われません。 前期も後半。 「こんなのやってみてもいいんじゃないか?」と試したいことが溜まってきたら、 放出してください。いろいろ試しましょう。勇気もいるけど。 講師はみんなものづくりを経験しています。 制作での挫折だって何度も何度もしまくっていきている。 簡単な答えがないことは、社会人として社会の中で制作をしてきて分かっています。 たぶんみんなの勇気には敏感です。 「やるじゃん」「成長しとるやん」「たたかいはじめてる!」と内心うれしい。 でもだめなものはだめって言う。でもやってほしい。 でも甘いこといってられないから言う。でも頑固に模索してほしい。 他人からかけられるストレスがあってこそ、 そこに気づき学ぶ、伸びる要素があるのかなと思います。 <サイトウ> [0回]PR 2013/05/30 (Thu) 19:17 アスクでのこと Comment(0)