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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
23 November

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19 June

6月京芸ファイル

こんにちは。保田です。
本日は、彦根校から17日(月)にアップされた京芸ファイルについて紹介します。

今月の京芸ファイルは、『合格者の様々な得点パターン』ということで、
13年度入試合格者のいくつかの例をを紹介しています。



色彩180/250



みなさんよくご存知の通り、センターも実技も科目が多いのが京芸入試の特徴です。
一次試験はないので、センターも含め全ての科目の得点の合計で合否が決まります。

そして、京芸の場合、
・合格最低点がかなり低く、
・実技点でつく点の差がかなり大きい、
などの理由により、合格者の得点パターンは様々となっている訳です。
(もし、最低点が高い大学、つまり「点が落とせない」タイプの大学の場合、
ほとんどの科目で高得点が求められることになり、得点パターンは同じようになる)

最初に紹介しているAさんは、夢の実技3科目200点台。

  
描写228/250           色彩234/250           立体200/250

まさに夢のようですね。
こうなってしまえば、センター点はほとんど必要なくなります。
Aさんでいえば30/500点あれば、合格最低点の690.83点を超えてしまう訳です。
しかし、これはまさに「夢」と思ってもらった方が良いでしょう。
もちろん、アスクでいえば、例年、数名は現実に存在しますが、
具体的にはコレは狙わないでほしい。
実技で600点取るのでセンターは必要ない、という結論は絶対ダメです。
逆に、自分はセンター8割は大丈夫なので、実技は4割でいい、という発想もやめてほしいです。
実技3割、2割が普通にあり得るのも京芸入試なので…。


「現実」的には、稼げぐ科目と落とす科目が相殺される中、
1点差、2点差などで際どく合否が決まることが多いです。

京芸の先生が言われたように、得意分野が生かせる入試であることは間違いないと
思われますが、入試では失敗がつきもの。どこかで落としても、別でもっと稼げるよう、
どこで点が稼げてもおかしくないよう、全ての科目の対策はしてほしいと思います。



保田



P.S.
しかし、他芸大の受験生からは、学科も実技も多い京芸受験は大変に見えるでしょうね。



実際、本日彦根では粘土で頭部の塑像をつくりましたが、日本画志望のSさんはかなり苦しんでいた。
描写・着彩はかなり上手いのですが。「粘土は苦手」と反泣き状態でしたが…。
考えてみれば、描写・色彩・立体全部得意という人はほとんどいません。苦しむのも無理ないです。
しかし、受験時代にいろいろやっておけるってことは絶対将来にプラスになりますよ。
なので、自分のためと思って取り組んでほしいです。
保田がこれまで受験生を見てきた感想を言えば、苦手科目の対策こそ、長い目で見れば
その人に最もプラスになっている気がします。

学科だって同じ。
受験時代に1年間(2年間、3年間などの場合もある)、苦しみながら勉強にがんばった
という経験は必ず役に立つと思う。これは学科が苦手な生徒にこそ言えることだと思う。
元々勉強が得意な生徒にとっては、別にどうってことない経験なのかもしれません。
苦手な人こそ、人生の中でものすごく貴重な時間を過ごしていると思ってほしいです。


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