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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
26 November

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29 September

大作週間

こんにちは七条校の片岡です。

京都アートスクール各校(七条校、北大路校)ST生の授業は昨日から1週間の大作デッサン週間に入りました。
普段の卓上デッサンとは様々な部分で勝手が違うので戸惑うことも多いのではないでしょうか。

まずイーゼルを使った制作ではデッサンをするとき常に肩を上げることになります、これはかなり肩がこります。また視点を動かさないよう常に姿勢よく描かなければいけないので腰も痛くなります。
しかし形を合わせるにはどれも必須の条件です。形を合わせるときは常に同じ視点で見なければ形は合いません。言い換えれば形が合わないときの最も多い原因が視点の問題ではないでしょうか。私も姿勢がよくないので苦労しましたが、今一度制作の姿勢を見直してください。
モチーフの情報量が多くなったり普段より大きな空間を描くことで様々なことが明るみになります。

後期期間は3パターンの静物を描く機会があるので自分なりの問題点を見つけ出し、夜間に行っている私立芸大対策や、京芸対策にいかして欲しいと思います。



七条ST生 制作風景①

七条ST生 制作風景②


夜間は様々な大学の対策を行っています。

京芸補強+受験生通常課題(作家研究)
本日も七条校はフル稼働です。

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27 September

彦根校の様子

外に出ると、こころなしか金木犀のにおいが漂っている気がする彦根校です。
なんとなく空も高いような気もして、そろそろ秋かしらと思う今日この頃。


皆各々の制作に没頭しています。

彦根校には目のつく場所に、ハイレベルな参考作品がそこかしこと展示されています。

武田先生が制作してくださった見事な着彩も。


そして、原田先生がどこぞから持ち込んだヘンなレリーフとか。

教室には刺激がたくさん転がっています。

これも原田先生が持ち込んだ箱椅子。こういったタイプの椅子は制作の場で恐ろしく便利な代物です。

良い環境が、良い作品を生む。
とは限りませんが、その可能性は高いように思います。


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26 September

秋の特講真っ只中。七条校フル稼働の一日。

こんばんは。
実技講師の上杉です。

後期・2学期は第4週目。
夏期講習を経て9月から入学した新規入学の生徒さんも、少しASKに慣れてきた頃かと思います。

先週から秋の特別公開講座の「京芸補強」もスタートし、通常授業+特講が平行して走っています。本日の七条校、2F~4Fまでの全教室がフル稼働で授業を行いました。

○2F制作室は、秋の特別公開講座『実戦対策講座』の教室。
『実戦対策講座』では秋期AO入試対策、成安造形大/特待生選抜や嵯峨芸/スカラシップなど、関西私立芸大の10月~11月に行われる入試対策をしています。また、金美/工芸科の色彩対策や、多摩美/グラフィックデザインのデッサン対策を行っている生徒もいます。


○3Fにある制作室は基礎生達の教室。土曜コースの生徒達が色彩課題を制作しています。
同じく3Fの少し奥にある学科教室は『京芸補強』の教室。京芸受験生達が描写課題に取り組みました。


○4F制作室は、土日コースで通う受験生達の教室です。京芸受験専科の課題は「着彩」。美術工芸科や建築系実技科の受験生達は卓上デッサン課題や想定描写課題に取り組みました。


同じく4Fにある小部屋では、広島市立大対策として「石膏デッサン」が行われています。


1日中、階段を上り降り。指導に入る講師も体力勝負です。
夏期講習を経て、生徒一人一人、4月に比べ、とても逞しくなったと感じます。
多種多様、様々な課題に対し、集中して取り組んでいる生徒達を見ていると、講師も刺激を受けます。モチベーションが上がり、疲れを忘れ講評に熱が入ります。


後期・2学期も始まったばかり。
教室は良い雰囲気です。この調子で一緒に頑張っていこう。


上杉


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24 September

秋の無料デッサン講座

こんにちは。

芸術の秋にふさわしく、昨日は京都アートスクール各校で「秋の無料デッサン講座」が行なわれました。
今回の無料デッサンはシルバーウィークの最終日ということもあってか、いつもより少し多くの方にご参加いただくことが出来ました。


よくお問い合わせいただくのが、「デッサンは全くやったことがないのですが、参加しても大丈夫ですか?」ということです。

「デッサンがどんなものなのか興味がある」「芸術系の学校に進みたい」

中学生以上でそんな気持ちがある方は、是非ご参加ください。初めての方でも、基礎から丁寧に指導いたしますので心配ありません。


次回は11/23(月・祝)にも無料デッサン講座を開催します。
京都駅前七条校は間もなく定員に達しそうですので、参加をご希望の方はお早めにお申込ください。
WEBからもお申込いただけます。

たくさんの方のお申込をお待ちしております!


ホリイ

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22 September

人を描き、人型を造り、人を創造する



七条校、北大路のST生を対象に、人物デッサンを制作しています。
日ごろ人間関係に悩まされる人は多くとも、人物デッサンでは一旦は無縁でしょう。その理由ですが、北大路校隣のNETセンターにもあるミロのヴィーナス像、この像には腕がありません。むしろ腕がないことが、この像の神秘性を増しているそうです。人間の造形という営みが、いかに世間離れした行為かよく判る例です。この世間離れした行為は無力であり、何の社会問題解決の手立てにもなりません。油絵や日本画を描けることが、粘土で人型を造れることが、果たして就職にプラスになるかといえば、多くはそんなことはなく、一銭の価値にもならないことの方が多いです。けれど日本が世界で一番芸術に携わる人口が多く、美術館へ足を運ぶ国民と言われています。世の中で芸術が必要だと誰かに教わった訳では無いのにも係わらず・・・。



なので、人物モデルを観て描くことで、己の姿を確認をしているような、そんな禅問答の心境に至ってみてはどうか。人物を描くということ、造形することとは、きっとそういうことなんだと思います。人物デッサンの構図や構成、人の質感やモデルに似てる似てないは、あくまで時に、あくまで受験に必要な表現であって、それが造形の本質ではありません。人が人を描き続ける理由とその意味について、もう少し俯瞰で、また丁寧に考えてもらいたい。
また昨今、人前で話すことが上手な人=コミュニケーション上手だという風潮がある。自己啓発本やハウツー本などもあったり、けれどそれは往々にして、人付き合いが上手い人、友達が多い人が、コミュニケーション上手で優れた人だ!うらやましい!という勘違いから派生している。誰とでも言葉で上手く繋がっているようでいて、結局誰とも繋がっていない状態をつづけて、果たして孤独感はぬぐえるものか。「僕たち、私たち一緒よね」と確認しあっている様は、10年付き合ったカップルが、「僕たち、私たちラブラブよね」と他人にアピールしている違和感に似ていると思うのだが。


それよりも、なぜ人間てのはこんな形をしているのか、なんで脚が2本、腕も2本なのか、なぜ空を飛ばず地を這い歩くのか。観察を通して疑問を抱き、造形に思いを馳せることのほうが、本当に大事なことに近い気がします。



田和

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