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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
28 November

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09 October

古今 資料あつめ

だあれもいない北山校でひっそりNET作品の添削などやっております。林です。

今、マンガ作品の添削をしているのですが、
ふと思うのはマンガって取材が物言うな、ということでして、
課題をこなす上で資料集めなども重要な作業になってくるわけです。

で、資料集めといえば、色彩の授業なんかもしかり。
「事前に資料しっかり選んでおいでー」とかなんとか告知するのですが、
最近は図鑑やら写真集やらを持って来る人はほぼいません。
まあ持ってきたとしてプリントアウトされたものか、あとこれですよ。

いや、おねえさまではなくて。
おねえさまが「これー」って指差しているこれですよ。
なんていうんでしょうか、「パッド」的な、
あ、思い出した。「タブレット」っていうんですかね。
いわゆる「板状のオールインワン・コンピュータ」というやつです。※ウィキペディア調べ

ほんとに日進月歩といいますか。
僕らの時代の人間は「タブレット」といえば錠剤です。
「パッド」といえば肩パッドです。
i-padが発売された当初は「あんなもの肩に入るか! スタイリッシュにも程がある!」と憤ったものです。

世界とつながって情報を共有しながら授業課題をこなす。
すごい世の中になったものです。
でも今の若い人は、これが普通なんですものね。
血まなこになって図鑑のちっこい挿絵を参照していたあの時代はなんだったのだろう。
秋の夜長に、なんだか切なくなりました。

はやし

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08 October

七条学科授業の様子

こんにちは。
事務局 兼 学科講師のナカニシです。

たびたび、しつこいようですが現在センター試験の出願期間です。
出願締め切りは10/11(金)。
絶対に出し忘れのないよう気をつけてください。

結構間違えている方が多いのですが、志願票を記入する際は濁点にも1マス使って下さーい!
間違えがないか気になる方はナカニシまで見せにきて下さいね☆

本日の七条校 学科授業の様子です。

数学の授業では「確率」を勉強しました。

 

数学を受験しない生徒は社会の勉強を行いました。



センターの出願期間ということもあって、生徒の学科対策へのやる気もひしひしと伝わってきます。
10/20(日)には北山校にて第3回全統マーク模試を行いますので、
前回のマーク模試で思ったような点数をとれなかった方は、しっかりリベンジしましょう!!

現在、高卒生には私の方から冬期講習の案内を含めた面談を行っていますが、
11月後半には学科講師全員との二者面談を予定しています。
それまでの期間は授業後の休み時間を有効に使って、ばんばん積極的に質問に来てください。
高校生の方も学科対策についてご相談があれば、いつでもお声おかけ下さいね。



ナカニシ



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07 October

作家研究からの色彩研究

サイトウです。
 先週、北山校では、ST(高卒)クラスと、WSS(高3)クラスが色彩構成の授業で、
 「作家研究」というアスク名物課題を行いました。

 
 ※これは12年度の写真です。

 美しい画面ってどうつくるのか。なにが「美しい」という価値を持つのか。

 指導方針を決めて、それを伝え学んでもらうわけですが、
 私もいつももっといい方法はないのか?と、
 疑問に思いながらアンテナを張ってます。
 
 で、この前の高卒クラスの作家研究で、いい作品に出会えました。キュピーン
 Nさんが候補としていたグスタフ・クリムトの作品。

 

 「美しい色彩」に仕上げるひとつの方法として、
◎「ベースカラー(一番面積を多く占める色)
◎サブカラー(ベースに対応する次の色)
◎アクセントカラー(指し色)
 を決めることをセオリーとして指導しています。
 これだけが方法ではないと思いますが、ひとつの型として理解してほしい。
 極端に言うと、最低3つの色相を決め、トーンを変えながら使うことで画面は作れるということ。
 
   
 
 色相をしぼることで、トーン(調子)の幅を出していくことに意識が向き、
 結果的に、さまざまな色の絵具を混色しながら
 微妙な色をつくる技術が上がるということにもつながると思っています。

 
 ただ、上のクリムトの『フリーデリケ・マリア・ベールの肖像』は、
 「ベースカラーは黄色か…? いや緑…、いやほんのり青がすべてのベースにあるか…」と少し迷う。
 色彩としては豊富で華やか。美しいなと感じます。
 
 黄色の面積が多めなのは確かですが、この絵を見てると、
 サブカラー(もしくはベースカラー)は、何色かあっても画面は成り立つと言えると思います。
 これが、改めての「発見」でした。
 感覚ではそういう画面をつくることもありますが、理屈として整理できたことが嬉しかったです。
  
 みんな当たり前に気づいてた?? 直感的に知ってた?
 だとしたら、いまさら何を…ってかんじですが…
 サイトウの中ではやっと腑に落ちたっていう、キュピーンなできごとだったのです…


 ただこの絵は、下地全体に青みがほんのりかかってることも、絵がまとまる重要な要因だとも思います。

   
 そう理解すると、ジャクソンポロックの画面がわちゃわちゃなのに、
 色がいいなと思うのも納得がいきました。
 2年前ぐらいから、「きれいやと思うし好きなのに、理由がわからん…」と自分の中で棚上げにしてました。

 
 あとひとつ、なんで平面の中に「奥行きのある空間」をつくることが要求されるのか。
 これもできた方がいいのは分かるけど、はっきり説明のつけられないことのひとつでした。

 これは友達の一言で「あぁなるほどっ」と実感した覚えがあります。

 友達と「奥行きのもたらす効果」について雑談してたら、
 「なんかさぁ、ウィンドウズより、マックの画面の方が目が疲れなくない?」といわれまして、
 キュピーン。
 奥行きがある世界の方が、人間にとって見慣れてて「自然」なものなんだなと気づきました。
 当たり前のことですが。
 だから、あえて奥行きの少ない平面的な画面(赤一色とか)だと、
 「不自然」「抵抗感」というものが生まれ、「強い印象が残る」ともいえます。
 
 
  
 
  マックはアイコンとか、ボタンとかにちょっとした影があったり、
 レイヤーが重なったりで「奥行き」の演出が心地よいと思います。
 
 
 ウィンドウズはそういう意味ではやや抵抗感があるかなと思います。


 違った見解の人も、「当たり前じゃん」という人もいるかなと思いますが。
 キュピーンは自己満足ですが、楽しいですね。
 またいろいろ気づいたものがある人は教えてください。


 <サイトウ>

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06 October

美術倶楽部報告 U君の場合

保田です。本日は、アスク美術倶楽部の紹介です。
北山校は長らく保田が担当しております。


老若男女様々なメンバーが在籍する美術倶楽部ですが、
本日紹介したいのは、中でも最もがんばっているU君の軌跡です。



2年前の夏に第一回美術倶楽部展を行いました。その後の軌跡。


参加者の記念撮影(大分メンバー入れ替わってますね)



会場風景
その時のU君の作品は石膏像大顔面と牛骨の鉛筆デッサンでした。



その後も1年ほど、鉛筆デッサンを行いましたが、
次のステップとして油彩に挑戦しました。



デッサンはかなり上達したU君ですが、油彩はまったくはじめての経験。
まずは、初心者向けの「リミテッド・パレット」という方法を用いて主に白いモチーフを描きました。
「リミテッド」とは限定された、という意味なのですが、最初は白・黒・赤・黄の4色のみ。



牛骨は美術倶楽部の小学生メンバーといっしょに描きました。
途中から絵具にブルーも加え、ほぼ自然色の表現にしました。



次は、やはり白い石膏をメインとした静物。
しかし、りんごなどカラフルなモチーフもいくつか加えました。
ここまでは、モチーフや保田が組みました。



次は色を6色まで増やしてスタート。まだ「リミテッド」ではあります。
モチーフもほぼ自分で構成。これが難しいですね、意外と...。
色は途中から、少しずつ増やしていっています。
ある程度描いたところ(右画像)で、ふと、なんか足りない感じがする。



とのことで...山形パンが登場しました。
途中からの追加ですが...割と自然に入った。この方がいいですね。


完成。




そして、最新作。今年の夏前から描きはじめているモチーフ。
今回は、モチーフも全て自分で選び、絵具の制限も最初からなくしました。
「リミテッド・パレット」は卒業です。
...しかし、最初から色々な色を安易に入れ過ぎて、明暗が曖昧になってしまった。
これでは空間性が乏しくなってしまう。実はこれ、まったくありがちな失敗です。

ということで、再度、明暗を整えたのが右画像(この8月の段階)

その後、少し展開していますが、まだ未完成です。
なのですが、紹介はここまでとします。

ほぼコンスタントに活動に参加しているU君ですが、週に1回なので、ゆっくりしたペースではあります。
が、確実にステップアップはしていると思います。
しかし、もっとスピードアップしてほしい、とも思う。
そして、保田のアドバイスなどなくてもどんどん自由に描けるようになってほしいと思っています。


完成作の紹介は「第二回美術倶楽部展で...」ということにしたいのですが、展覧会はまだ未定。

保田

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05 October

芸術の秋

こんにちは髪がのびすぎている片岡です。

もう秋ですね!

秋といえばセンター試験の出願が始まったりと受験をリアルに感じてくる季節でもあります。
ASKでは大作週間の秋ですが、世間では芸術の秋、読書の秋、
そして、学園祭シーズンであります。
皆さんが目指す美大芸大でも、もちろん学園祭があります!
芸祭(ゲイサイ)などと呼ばれていて、大変盛り上がります!

芸術大学といえばものを作る人たちの集まりですから、それはもう一般大学とは一線を画すすごさなのです!
いやそうでなければならないのです!
学園祭といえば模擬店ですが、美大生の作る模擬店の凝りようは半端ではありません!
2階建ては当たり前、美大生たるもの外観に異常なこだわりを見せます。
通常模擬店は運動会で使うようなテントをもとに作ると思いますが、美大生は柱から作ります!そして外壁には普段の制作の技術をここぞとばかりに使い、モルタル風やコンクリートのような質感を出したりと、やり過ぎて予算が建物にほとんどつぎ込まれたりします。
もちろん美大なので展示もあります。(それがメイン?)

この機会に志望校の学園祭に行ってみるのも良いでしょう。同時にオープンキャンパスを開催している大学も多いので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

本日の彦根校の様子。みんな頑張ってます!!



片岡

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