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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
28 November

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29 July

第2回全国高校・予備校教員研修大会 その他

こんばんわ保田です。

夏期講習、いよいよ盛り上がってきましたね。
既に第3週目に突入しているんですね。
気をつけないとあっという間に時間経ちますね。
今週から多くの高校が夏休みに入るので、
ここから開始という生徒も多いと思います。



さて、今日は、北山から、夏期講習以外の話題を少し...


◆おととい7月26日(金)京都造形芸大主催の
第2回全国高校・予備校教員研修大会に行って来ました。





美術教育に対する危機意識、というよりも、日本の教育や、現代社会に対する
危機意識からスタートした企画で、第2回目の今年度の内容は、
時代の変化が若者に与えている影響を踏まえ、今後の美術教育
(「教育」という一方公的な言葉自体が批判の対象となっていました)はどうあるべきか、
芸術系大学の就職の問題をどう考えるか、
(これも、就職問題という狭い話ではなく、社会の中での大学の位置づけ、大学教育の意味)
という話であったり、画材問題(?)の提言(日本画=岩絵具、油画=油絵具、など思考停止的な前提をとっぱらったレベルでの抜本的な画材研究、画材教育のあり方)などでした。


環デの合評してました    京造に行くと井上有一の書を必ず見る


もちろん、それらのテーマに関する、京都造形芸術大学としての取り組みの紹介という側面はあり、(それ自体、かなり説得力を感じる部分もありましたが、特に就職率の向上など)、しかし、全体としては、大学の宣伝的なものであるよりは、美術教育にかかわる諸組織が問題意識を共有することを目指した、コミュニケーションの場をつくろう、様々な大学の外部を巻き込もうという意識が強く感じられるもので、就職問題では就職問題の会社であるマイナビによる現状報告があったり、画材問題(?)では、複数のメーカー(ホルベインなど)の参加があったりもしましたし、そして、我々予備校の講師達と、高校の教員達が同じような立場で集まって、いろいろな話が出来る場、という点で貴重なものであったと思います。
ただ、1日というのは、大変短いものですし、まだ第2回目ということで、現段階でなんらかの結果が出ている訳ではなく、あくまで未来に向けた試みという段階のように思われました。

ちょっと、このブログの制限字数(ってあるのかな?)で具体的に、うまく伝えることが難しいのですが...。
とりあえず、参加させてもらった感想としては、素晴らしい研修大会であったと思います。もちろん大学の宣伝目的があるからとはいえ、100%大学からの持ち出しでこのような、社会に対する前向きな企画をされることはすばらしいことだと思いますし、京都造形芸術大学が発している提言に対しては、アスクとしてもしっかり受け止め、返答していく努力が必要なのではないか、と思いました。

芸術大学、美術予備校、高校(美術科、美術部)、画材メーカー、就職関係の会社、その他
美術や教育をとりまく組織はいろいろありますが、
そのいずれの組織も、より良くあることが出来るし、より悪くあることも可能なのだと思います。
少しでもより良くあるよう努力することが大切だと思いました。




保田




◆昨日は、大阪に展覧会を観にいきました。

一つは第62回 大阪私学美術展(大阪市立美術館)


写真は会場のごく一部です

最近、アスクには大阪からの生徒も増えていますが、
大阪の美術の先生からの紹介で、初めて見に行かしてもらいました。
すごい量!何百枚あるのか?しかも1枚1枚、丁寧に時間をかけて制作されており、密度もすごかった。
受験生と比べて、上手いってことはないけれども、とにかくエネルギーが凄かった。
受け付けにおられた先生に聞いたところ、これでも、最近は数がやや減っているとのこと。
それで、この数ですか~?
私学だけでこの数だったら公立も合わせるとどうなるのか?
大阪は美術スゴイとは聞いていましたが。

 
大阪市立美術館へは通天閣の前を通って行きます。
阿倍野ハルカスも見えます。 その後、国立国際美術館で「貴婦人と一角獣」展を観ました。



角をつけて写真が撮れる(大人用もあった)

パリにあるクリュニー中世美術館の至宝が日本に来る、とのことで、早速観にいきました。
実は中世美術が大好きなので。
昨日は、講演会もありましたが、やはり定員オーバーで聴講は無理でした。
図録買ったので、後で勉強します。まずは、とにかく目に焼き付けておきました。
素晴らしかった。


その後、堂島ビエンナーレにも行くつもりでしたが、限界を感じて帰りました。すぐ近くだったんだけど...。


◆そして本日は、アスク美術倶楽部で、U君が油彩を完成させました。


油絵3枚目にして、ここまで描けるようになった。
完成記念に、モチーフのオリーブを上田さんに贈呈。
次の方向性を探る。(ホキ美術館のチラシを見ながら、リアリズムで行くか?)



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27 July

無題

夏期講習 第3期間が始まりました。

   

高校生や中学生も夏休みにはいっているので、現役生の人数がどんどん増えてきました。
この講習期間中は、現役生・高卒生ともにグッと距離が縮まる時期です。

現役生は、高卒生の隣に座ったら「良いところを盗んでやる」くらいの気持ちで対策をし、
高卒生は現役生に負けじと思い、頑張ってください。

第3期間の平日は、さらに人が増えていきます。
当たり前のことですが、人が増えれば増えるほど作品の数も増えます。増えた分だけ、講評で得れる良いところや改善点も増えます。
自分以外の作品へも目を向け、糧を増やすチャンスです。



暑さに負けず、夏期講習最後まで乗り切りましょう!




上田

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26 July

コミュニケーションリョク

 夏期講習第2期間も最終日。
 明日7/27(土)から第3期間に入ります。
 
     
  
  
 これはfacebookで写真掲載をしている「Art Virtual University」というページのものです。
 (このArt Virtual Universityが、バーチャルのものなのか、大学として機関があるものなのか、よくわからないのですが…)
 昨日気づくと1時間くらいこのページをみておりました…
 とくに紙素材でできそうな立体のおもしろいカタチのアイデアがどんどん出てきそうな
 きれいな建築物がたくさんあって、わくわくしてました。
 たくさん作品みてみるのはおすすめです。


+ + + +

 私大受験生は、AO入試直前。一番早くて8/1(土)には試験の生徒がいます。

 AO入試で必要な力は「熱意」と、「コミュニケーション力」とよく言われますね。

 よいコミュニケーションというのは、
 「相手が誤解しないように、相手にとってわかりやすい言葉や伝達の仕方をえらべるか」
 「目的のために役割を意識して動けるか」
 ということにつきると思います。
 相手がどんな誤解をしてしまう可能性があるか、
 相手が気持ちよく次の行動や思考にすすむために、どんな情報を伝えればいいか。
 
 相手のために、自分が多少めんどくさいこと、しんどいことを引き受けて、済まして、返事をする。
 自分が目立つこと、すごいと思ってもらえることとかばっかり考えてると、 
 相手にとってはメリットはない。
 もちろん、「ロック歌手で観客をわかせて」というときは、
 自分が目立つこと、かっこいいこと、個性的なこと が求められますが、
 日常では、思いやることの方が大事なシーンはたくさんあります。
 
 入試で、グループワークなどがある人は、そんなことを意識するといいと思います。


サイトウ

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25 July

積み重ね

こんにちは!
夏期講習、人数も増えて良い状態ですね。
大人数での制作、講評、
なんとなくでも感覚がつかめてきたでしょうか?
ざっと作品が並んだ時、
「彼の作品、いいかも。」なんて思ったりしてますでしょうか?
少しまだ差があるな、遅れてるなと感じるならば、
焦りましょう。ここで。そういう期間なんじゃないかと思うのです。

まわり道して、寄り道して、様々な角度から対象を観察出来るようになるには、
どうしても、時間や経験がいります。
かしこく要領良くなんて、無理なのです。
かと言って、考えずに数こなしてれば良いっていう事ではないですよ。
全部同時になんて無理だから、一つずつ意味のある内容の作品を生み出して欲しい。
そう思ってます。
「いいかも。」って思った作品は、きっと対象を観る視点が豊かなんじゃないでしょうか?
課題に答える発想がのびのびしてるんではないでしょうか?
積み重ね、大切にしていきましょう。

今日、授業中こんな話しをしました。
「オレンジ色を考える時、実物のオレンジ(果実)をだして、オレンジが~と話すのと、
 ただ、オレンジ色と言うのでは、情報量も伝わり方も違う。」
日常から作品に繋がること、たくさんありますよ。
オレンジ(果実)のオレンジ色が素敵なら、色彩の課題で持参したらいいじゃないですか。
良くなるための、素敵な作品を生み出すための一工夫、発想、大歓迎です。
楽しんで生活して下さいね!

  

マツノ

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23 July

客観視

こんばんは、彦根校の片岡です。

彦根校では夏期講習も2週目に入り活気付いてきました!!

現役生などは普段は4時間の制作をしている人が多いですが、
夏期講習では7時間の制作が多くなります。慣れないうちはなかなか集中力も続かないと思います。
ですが、彦根校では私が「30分休憩~」と言ってもいっこうに休憩する気配がありません
「真面目やな~気合入ってるな~」と思うんですが、メリハリも大事だなと思います。
やはり休憩するときは休憩したほうがいいですし、
「間に合わん~!!」って時にはカロリーメイトをかじりながら描くこともあるでしょう。

しかし休憩もただ体を休める事だけではなく、制作中とは違った時間の使い方が出来ると思います。
ズバリ!自分の作品を遠くから眺める時間にするべし!!ということです。

皆さん作品を制作する過程で離れて見る事は、懸命な受験生ならみんなやっていると思いますが、
休憩中に30分とかの長時間眺めるだけというのを是非やってみてください。
自分の絵を少しでも客観視できるようになれば、次に自分が何をすべきか見えてくると思います。

講評などで他人の絵について講師の言っていることは良く分かるけれど、
自分に言われていることはいまひとつピンと来ないという経験があるのではないでしょうか?

それは自分の絵を客観視出来ていないからです。
自分の絵を100%客観的に見ることは不可能ですが、
少しでも客観的に見る方法はいくつかあります。

① 上下逆さまに見る。
② 鏡に映してみる。
③ 外(全く違う環境)で見る。
④ 写真に撮って見る。
⑤ 電気をつけたり消したり、ぱちぱちやって見る。
などなど最後の方は無理やりですが、なんとしてでも客観的に見てやるという気持ちが大事です!

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