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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
29 November

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01 June

課題数

 前期も早いもので、もう8週目ですね。

本日北山は、通常授業、AO特講、
 

そして、オープンアトリエ参加のST生が登校しています。

いやあ、感心です。
僕は極度の面倒クサがりなので、自主的に何かをしている人を見ると頭が下がります。
なので今日はずっとこうべを垂れて行動しています。
なんだったら、前期期間の土日はもっともっと地面すれすれまでこうべを垂れたい。

さて、もう8週目ですから、前期期間の半分以上はゆうに超えているわけです。
不安を煽るわけじゃありませんが、
夏までの残りの課題を数にしてみましょう。
描写:2~3課題ほど
色彩:5課題くらい
立体:4課題くらい

科によっても違いますが、だいたいこんなものでしょうか。
具体的な数にしてみれば、おっそろしく心許ない数字です。

おっそろしく心許ない課題数だということは、
ひとつひとつの課題を濃密なものにしなければいけないということです。
不安を煽っているわけではないのです。
鼓舞しているのです。

はやし


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31 May

植物園実習を終えて。

こんにちは。

実技講師の上杉です。


今週、月・火・水の三日間、北山・七条のSTSP生は合同で植物園実習に取り組みました。


最近のブログでも掲載されていましたが、今年は梅雨入りが例年よりも早く、野外で制作できたのは初日だけ。残り二日間は、雨に降られての屋内制作となりました。

ただ、初日をスケッチのみで終わり、二日間は教室にて制作した、この一連の流れでも、皆にとって、非常に重要な経験になったと思います。


技術は、それ単独では意味を成さないものです。
伝えたい事を伝える為の術として、技術は存在しています。

作品制作のゴールは、作品を通して、観る人に伝えたい事が伝わったか、その一点につきるのではないでしょうか。
伝えたい事を伝える事。
技術は、そのゴールにたどり着く為に使用されるものです。


まず作者自身が、「この作品を通して、伝えたいこと」を、明確に掴み取らなくてはいけない。

目的地が分からない人には、広大な海原をどの方向に、どれくらいの距離を、どのように進んでいったらよいのか、判断できず、途方に暮れると思います。例えどれほど高性能な船に乗っていたとしても。

作品制作に於いても、同じ事が言えます。
何をどのように描き、何をどのように描かないのか。全ては、伝えたい事(主題・テーマ)に向かって舵がきられるのだと思います。


作品制作に於いて、技術がない事と同じくらい、伝えたい事がない事は、致命的であると思います。


「表現力」とは、「上手に描ける技術力」ではなく、「伝えたい事が伝えられる力」を指すのだと、講評を終えて、改めて思いました。


幼い子供が描いた絵や、アウトサイダーアートと呼ばれる、技術を伴わない作品が、時に心のミットに、ストレートに突き刺さる事があるのは、おそらく「伝えたい事の塊」がとても明確で、大きいからであると、思います。


上手い(技術力の高い)作品ではなく、良い(伝わる)作品。講評会にて、そんな事を感じたのはないかと思います。作品制作の動機は、「上手く描こう」の1方向だけでは、成り立たないという事を。



今回の植物園実習における経験が、今後の制作の何かしらに、強く結びつけていって欲しいです。




上杉


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30 May

合格再現gallery

 

 

 askHPにある「合格再現gallery」を更新しました。
 2013年度入試の作例を掲載しています。分かるものは、点数も掲載しています。
 ぜひチェックしてください。
 
 そんな「広報」と呼ばれる仕事もしているサイトウです。


 国公立の芸術大学は、大学自身が合格作品を見せることはまれです。
 京都市立芸術大学などは現在は一切公開していません。 知る限りはそのはず…
 (サイトウの知る限り金沢美術工芸大学や広島市立芸術大学などは、公開しています)
 
 公開しない理由のひとつに、
 「受験生が『これが正解』と解釈して、似たような作品を目指さすのはよくない」
 というものがあります。
 
 一方、askで、指導をしていて感じること。
 わたしは高卒生クラスの色彩指導に入ることが多いのですが、
 とくに色彩など展開に自由度のある科目は、
 「京芸入試の色彩の作例ってあんまりきれいだと思わないんです。」
 という声もちょこちょこ聞きます。
 私も実は高校生時代そう思って、関東のデザイン系の色彩構成作品に見とれていたクチです。
 
 アスクでここ何年か指導をして思うこと。
 askでみる作例に蛍光色がたくさん使われていたら、徐々にみんなの画面に蛍光色が多くなっていく。
 縦横自由の作品でも、作例に横画面が多いと、横画面制作が多くなる。
 平塗り作品が多いと…
 
 なんとなく京芸入試作品のタイプが似通ってく。
 でも、基礎さえあれば、考え方さえ理解すれば、
 もっと「自分のスタイル」ができていくと思います。
 自分が好きになれる作品つくってほしいです。
 
 予備校は、「こんな合格者出していますよ。合格するための情報ありますよ。」
 と全国に向けて発信したい立場なので、作品掲載をしますが、
 やはり制作をするみんなは「自分の納得いくスタイル」を模索してほしい。

 まずは真似る。ぱくる。大いに結構なこと。
 そうしないとそもそも基礎が培われません。 

 前期も後半。
 「こんなのやってみてもいいんじゃないか?」と試したいことが溜まってきたら、
 放出してください。いろいろ試しましょう。勇気もいるけど。
 講師はみんなものづくりを経験しています。
 制作での挫折だって何度も何度もしまくっていきている。
 簡単な答えがないことは、社会人として社会の中で制作をしてきて分かっています。
 たぶんみんなの勇気には敏感です。
 「やるじゃん」「成長しとるやん」「たたかいはじめてる!」と内心うれしい。
 
 でもだめなものはだめって言う。でもやってほしい。
 でも甘いこといってられないから言う。でも頑固に模索してほしい。 
 
 他人からかけられるストレスがあってこそ、
 そこに気づき学ぶ、伸びる要素があるのかなと思います。
 

 <サイトウ>

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29 May

北山&七条STSP生 植物園実習(続)

 こんにちは。実技講師のマシヤマです。

5/28より、近畿・東海地方が梅雨入りしました。例年より10日も早いそうです。
私は、5月が一年の中でもっとも気持ちの良い時期だと思っています。
『暖かく・湿度が低く・日が長い』この季節を楽しもうと思っていたのに、なんという仕打ちでしょう。

5/27(月)から始まった北山・七条STSP生合同の課外授業『植物園実習』も、まさに梅雨入りに邪魔されてしまいました!
2日目……雨と風により、北山校にて室内制作。(昨日の風景を思い出しながら)



そして本日3日目は、制作最終日にして講評日。
13時から制作へ向かうわけですが、どうでしょう……。
10時現在の降水確率は50%! 外は『微妙』という言葉がぴったりな曇り加減。
あるHPでは「雨は時々止む」という、これまた微妙な表現がなされていました。

決行するか否かは12時の時点での判断となります。

実際の風景を見ながらの制作はとても新鮮なものです。
その風景を思い出しながら別の場所で描く絵にも、別の魅力があります。
素敵な作品が「どの場所で描かれたか」はあまり問題ではない。
とにかく、「描きたい」と思ったものを「表現」することです。

本日15時の講評に向けて、しっかりと表現しきりましょう!


<<追記>>
本日も北山校にて室内制作となりました。残念です。(あと50分で講評)


<マシヤマ>

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28 May

赤い色

こんばんは。坂口です。
  
通いなれた道を歩くときに、たとえば「赤色」を意識して歩くと、
今まで見落としていたたくさんの赤色に気づくことができます。

消火用と書かれたバケツ、
誰かが描いた消えかけのラクガキや猫が通れるくらいの小さな鳥居とか。

別の言い方をすれば、意識をしなければ見落としていることも多いということ。

意識を持つことで今まで見えなかったものが見えるこのことを、『カラーバス効果』と呼ぶそうです。
  


まるで旅行をしているかのように、通いなれた道にも、
いつも新しい何かを発見することができるようでありたいと思っています。
 

            サカグチ

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