忍者ブログ

今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
29 November

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

05 February

言葉の意味

こんばんはマツノです

アスクではもうすぐ京芸模試を行います
わたわたとその準備を進め帰ってきて、このブログを書いてます
生徒には本番と同じ気持ちにまで高めて
しっかり良い状態で挑んでいただけたらと思っている訳です

先日、
「苦手だった立体だけど、今は250点取りたいと思ってる!」
と意気込みを聞かせてくれる子がいました
「制作してきたから見て!」
と課題以外のを描いて持ち込んでくる子もいました
すごい数だった、アツイものを感じました

良いなって作品が増えてきている中で
「あと一歩が出てこない」
と自分の課題を明確に取り組む姿には誠実さを感じます

僕が高校生の時
ギターを教えてくれるおっちゃんがいて
時々その人のスタジオを使わせて貰ってたんですが
「おたくになれ!おたくってかっこええやん!」
って言われて
「え〜、おたくってかっこいいの?」
と思った記憶があります
後から考えてみると、
「何かを一心不乱に追求する者」って意味だったのかもしれないな〜って
単純に思い直したりして
「おたくかっこいい!」
って言ってます

言葉の意味の解釈って
特に日本語は様々な受け取り方が出来る
誰かが言った一言が
それを聞き、受け取った人の数だけ意味を持ってくる
すごい事ですよね

そして最後は
自分が自分なりに理解する事が必要なんじゃないかなと思います
誰かの素晴らしい言葉も100%言った本人ほど理解は出来ない
自分の中に取り込んで、考えて、導きだす
それは元とは少しニュアンスが違ってくるかもしれない
でもそれでいいんだと思います
自分の真実にしていくことが大切なんだろうなと
講評ではそんな事を頭に入れて聞いてみるのもいいかもしれませんよ

さて
あなたは「何おたくになりますか?」
気が向いたら聞かせて下さい

それではまた!

マツノ

拍手[0回]

PR
03 February

今日の一枚 <七条教室>

七条、入直、とある週末の、ある一枚を紹介します。




先週から金沢日本画対策をしていた生徒が、土曜日に沖縄県芸油対策の構成デッサンを制作しました。
彼にとっては、これが初めての構成デッサン。
制作サイズは、木炭紙大(50x65センチ)、このサイズを鉛筆で、6時間で完成させます。
構成デッサンの場合、与えられた課題から、如何にして画面を構成できるか、要は、一枚の素描として説得力のある画面を描けるかが問われます。
油絵科の試験なので、木炭も選べますが、日本画対策もしている彼は鉛筆で描きますので、木炭でなく、鉛筆でしか出来ない表現をします。相当に綿密な画面計画が必要な課題です。
右も左もわからない状態でのスタートですが、生徒はヨーイドンの合図と共に走り出しました。


僕はこの課題を生徒に導入しながら、自身の浪人時代の食生活を思い出して居ました。
画材を買った為にお金がなくなり、今夜食べる食材をいかにして調達するか考え工夫しなければ食えない日々。
金は無い、なるべく食べたいものを、腹が膨れる量の食材をどこで手に入れるか。


活路は必ずあります。


ASKの講師は、その方角と、途中押さえるべきポイントを示します。
それを頼りに生徒が走る。講師は今の時期、間に合わなくなる!そら走れ走れ!と追い立てるでしょう。

僕は初めての課題でドタバタと、無我夢中に駆け抜け、まだゴールまで遠い地点でタイムアップした生徒を迎え、まだまだだけど、よくがんばったと、その労をねぎらいました。



限られた時間で、出来ることはもう限られています。
先日引退した関取の高見盛りのようでいい、不器用で構わない。
あなたの課題に対する誠意と、あきらめない姿を結局見たいのです。
それを人は愛とも言います。


ご存知、 愛は勝ちます。



田和

拍手[0回]

02 February

基礎生 三者面談スタート!

 
 
 サイトウです。
 本日から基礎生(高校1,2年生、中学1,2年生などの受験生以外の生徒ですね)の
 三者面談が始まりました!
 写真は面談のためにM先生が準備されている資料群。
 

 芸術系の受験について、そしてaskでの対策について、
 本人はもちろん、親御さんにも理解してもらい、現状を共有し、
 受験に向かう準備をしていく時期ですね。

 とくに基礎を身につけてから大学へいく重要性を伝えたいと思っています。
 「基礎」だから結局、大学生の間、社会人になってから、
 どこかで自分で取り返していかないといけなくて、
 それは浪人してでも凝縮された時間と環境で、
 仲間と一緒に身につける方が、効率がいいと思います。

 作品勝負の世界、「手に技がある」っていうことはなによりの財産です。
 できることがあると好奇心も強くなる。
 
 今、各教室で国公立受験生が難関大突破を目指して、
 日々制作に励んでいるので、基礎生の皆さんはその雰囲気をしっかり感じてほしいです。
 

 今日の北山京芸クラスの様子。
 
 
 
 そして……
 某Wさんのロッカーにあった作品。
 ムーミンや登場人物Aのゆるさと、レオナルド氏の対比が…… いいね!
 なんでムーミン?

 

 <サイトウ>

拍手[0回]

01 February

見えない努力




先日、帰りにアスク生と電車の中で会いました。
クロッキー帳に何か描いてる女の子が居るな~と思いながら横に座ったら、なんとアスク生でした。

たまたま同じ時間に乗り合わせた、たまたま同じ車両で、たまたま横が空いていた。
偶然が重なり、お互いにびっくりしました。

クロッキー帳に描かれていたものは、先日の描写の講評で先生が言っていた
「鉛筆の硬さで彩度が変わる」という言葉の意味を、
その帰りの電車の中で絵として実践的に描き、確かめていました。

講評の時、先生に言われたことをただただ書きとめてその日を終えるのではなく、
先生が言っていたことを理解しようと、実践的に行うところまですることに
意味があるんだと改めて感じました。

偶然にも隣に座った私ですが、彼女の「見えない努力」を見ることができ、
心のなかでとても感動した一日でした。



今日も、もしかしたら帰りに「見えない努力」をしている人に偶然出会うかもしれませんね。
ちょっと楽しみ。

上田

拍手[0回]

31 January

守・破・離(しゅ・は・り)

 こんばんは。サカグチです。

 確か小学4年か5年生だった頃ですが、何人かのグループで大きな模造紙に『新聞』をつくる授業がありました。
 どんな内容の新聞だったのか忘れてしまったけれど、大きな日本地図を描くのを任せてもらった記憶があります。

 そろそろ完成しそうになった頃、少し余ったスペースに何かを書こうとグループ内で話しあっているとき、
「ちょっとしたマチメシキでも書いたらどお?」と女の子がいいました。

 マ チ メ シ キ。

 違和感を感じた次の瞬間。
「それって豆知識じゃないの?」と訂正しながら、「マチメシキ」なのか「マメチシキ」なのかすっかりわからなくなって、もしかして間違えたのは自分なんじゃないかとあわてました。

 結局、ちょっとした豆知識を載せて新聞は完成しました。

 新聞とは何か。報道とは、ニュースとはいったい何なのかなんて、これっぽっちもわからずにあの頃の自分は新聞を書きあげました。
 なんとなく新聞らしくなるように、それとなく報道っぽくなるように。
 記憶にある新聞や、毎朝父親が食卓で読んでいる新聞を思いだしながら。

 小学4年生、もしくは5年生のグループにはきついかもしれないけれど、あの新聞は、新聞のようでちっとも新聞なんかじゃなかったのだと今は思っています。

 真似をしたりルールを守ることから学びははじまりますが、いつまでも真似ばかりしていては結局何も学べない。

                           サカグチ
 

拍手[0回]