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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
05 April

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22 October

アスク美術倶楽部 高橋由一展 


アスク美術倶楽部秋の企画として行ってきました。
国立近代美術館、高橋由一展(&周辺ギャラリー)の報告です。




推薦入試前、センター試験前で展覧会にもなかなか行けない
受験生諸君には申し訳ないのですが…。
ほんとに、すばらしい展覧会でした。

先週行った、国立国際美術館のエル・グレコ展以上の感動でした。
(エル・グレコは保田の最も好きな画家の一人なのですが)

高橋由一はいい、とは、これまでいろんなところでよく聞いていたのですが、
本当でした。

ただ、いつものことなのですが、美術館内は写真撮影禁止なので、
残念ながらくわしい報告は難しいです。

何が良かったかというと、まあ作品が、としか言いようがないのですが
それプラス、認識が改められたことでしょう。

しかし、くわしくは説明できません。
なので、由一展の前に見たギャラリーを詳細に報告しましょう。


今回は7名の参加でした。保田合わせ8名。受験生はこの時期展覧会も行けない…と書いたが、
大人もいろいろ忙しいのです。仕事が休日にもくいこんだり。で、やや参加者少なめでした。




まずは、三条神宮道に入る角に出来た「クンスト・アルツ」でアスクOBの比果彩展を見る。
マニキュアで描かれた絵画はラメラメ。その上、ミラーボールが回っている。


お札に穴が開いた作品。外国のお札なので法には触れないが、なにか不気味。
次の部屋にはデコられた包丁や、カッター、ハサミ等が吊り下げられている。
そして、比果さんの現時点での代表作であるラメ選挙看板作品も。


美術倶楽部員は、かなり衝撃を受けていたようです。
ある男子部員はマニキュアのにおいの方にやられてしまったようでしたが。

保田的には、なかなか良かったと思いましたね。彼女の作品はずっとチェックしてますが、
ラメ選挙看板は好きだったのですが、次の展開が難しいのでは…
と危惧していました。しかし、マニキュア絵画は見栄えも良く、
展覧会全体もコンパクトにまとまって完成度は高かったのではないかと思った。
ちなみに、ヤフーニュースでも取り上げられたそうです。⇒⇒⇒

がんばってほしいですね。アスクOB。

そういえば、エルグレコを見に行った国立国際で気づいたが、
今、国立国際でやっている宮永愛子さんも、
アスク(正確には、その前身の駿台美術科時代)のOBです。

宮永愛子 なかそら




左)美術館4Fからの風景(向かいに見えているのは市美術館)
右)疎水の夕暮れ

その後、京都のコンテンポラリーギャラリーの老舗 ギャラリー16に行きました。
知り合いではないので、写真は掲載しませんが、
本を使った面白い作品をつくっている作家の展覧会でした。
興味のある方はコチラをどうぞ ⇒⇒⇒田中弘幸展
※この動画は、前回の展覧会の様子。


最後は、三条京阪の喫茶店でケーキを食べながら、由一について熱く語りました。
最近、美術倶楽部では、油彩が描きたいという方が増えてきているので
良い刺激になったと重い増す。 お疲れ様でした。


保田



P.S  企画の前日に、(保田個人で)祇園でやっていた
アスク非常勤講師の高木智子先生の個展にも行きました。
ほんとは企画で行って、ぜひ美術倶楽部の人にも
見てもらいたかったのですが、場所的に無理があったので。




高木先生は京芸油画4回生なので、
上記の比果さんの2つ後輩ということになります。
まあ、まだ4回生だから…ということではあるのですが、
「あの高木さん」なだけに期待して、無理やり時間をつくって観にいきましたが…。
(「あの高木さん」とは、受験生時代、とにかく上手かった高木さん、という意味)

さすが!
でしたね。

とにかく「上手い」。
4回生でよくここまで、と思いました。
写真を見てわかってもらえるかどうか、ですが。
絵の具が自在に扱えている。


比果さんにしてもそうですが、 最近、「上手い」人がけっこう活躍している気がします。

保田が学生だったころは「デッサンなんて描けない奴の方が活躍するんや」
というような言説が横行していたのですが。
で、上手いタイプの人は肩身が狭いようなところが京芸にはあった。

しかし、最近はアスクOBに話しを限っても、
中尾博恵さんとか八木修平君とか、服部先生
などなど「上手い奴」が活躍する傾向にある(と思う)。

受験生のみなさん。やっぱりデッサンなど基礎は大切ですよ。
今やっとかないとホント後悔するから、がんばってほしいです。

美術倶楽部のメンバーは、今から、がんばってほしいと思います。
今から、でも遅くない(なんか、矛盾してるみたいだけど、いつだって今が大切ってこと)
保田も、40越えても、時々デッサン鍛えておりますよ。

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20 October

ほととぎす

昨年の震災直後、日本はどうなるのだろうという悲壮感が色濃かった時のことです。
昼下がり点けていたラジオから突然、それはそれは美しい歌謡曲が流れてきました。
レキシという歌手の唄でした。 彼のアルバムに、『ほととぎす feat. 聖徳ふとこ』という曲があります。
ほととぎすを女性擬人化し、ほととぎす目線で歴代の戦国武将のことを、歴史情緒豊かに異性としての想いを切なく歌っています。


嗚呼、切ない。

一方、ASKにも凛々しいお顔立ちで話題沸騰!一部熱狂的生徒らから信長様と慕われている非常勤の先生がいます。
そう、北山勤務の片岡先生でございます。僕も先生のことが好きであります。




よく耳にする、

『なかぬなら 殺してしまへ 時鳥(ほととぎす)』 織田信長

この句は、信長本人が詠んだ句でなく、単に第三者が彼の気質を言い表した句なのだそうです。
他にも歴史人物の天下人を形容する句があります。

『鳴かずとも なかして見せふ 杜鵑(ほととぎす)』 豊臣秀吉
『なかぬなら 鳴まで待よ 郭公(ほととぎす)』 徳川家康



指導にもじってみました。



『描けぬなら 破いてしまえ この課題』

『描けぬなら 描かしてみせよう この課題』

『描けぬなら 描くまで待とう この課題』



こう当てはめてみると、それぞれに見える風景があります。


『描けぬなら 破いてしまえ この課題』
これはいけません。一枚の課題にかける情熱は買いますが、破いてしまっては指導になりません。とは言え、昔はこういう感じだったのかしら・・・
ASKにおいて信長気質は、あまり出番はなさそうですね。信長は、片岡先生がお持ちの雰囲気だけにしようそうしよう。


『描けぬなら 描かしてみせよう この課題』
これは、先生方の腕にかかってます。あれやこれやと色々な切り口で描かせてみせるアプローチ。また口頭で指導するだけでなく、実際にやってみせることが非常に重要です。
ASKにおいて秀吉気質はとても大事かもしれません。これは皆さん当てはまると思われ・・・


『描けぬなら 描くまで待とう この課題』
これは、長い目で成長をみるといったところでしょうか。大局を見据え、機を待つといったところです。
ASKにおいて家康気質も先生方に必要な要素だと思います。これはあの先生かな…それとも事務の人かな・・・


なるほどなるほど。
秋の夜長、戦国武将に萌えてみる。そこには素敵な世界がありました。
先生はみんなにとって今は友達という立場じゃないけれど、昔から、考えの違う人とほど友人になれともうします。
どうです?将来先生と友達になりませぬか?
そもそもASKには、多様な先生とスタッフが居らっしゃいます。そしてみな生徒のために日々奮闘しています。






足軽田和も奮闘中


ISM

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20 October

動物園実習

 




昨日、10月19日は京都市動物園へ
いつも室内での制作を行っている生徒たちにとって、
気持ちのリフレッシュにもなったのではないかと思います。

もちろん遊びに行ったのではなく、
次の課題に向けて動物のスケッチをとり、構想を練るためです。
実際に生きた動物を目にし、接し、感じた事は、
紙やネット上の資料では得られない「実感」を伴います。
次のそれぞれの課題を、その「実感」を持って、
より良いものにしていって欲しいと期待しています。

今回、
スケッチをして何を感じたのだろう?

数多くいた動物達の中で、なぜその動物を選んだんだろう?

描いた動物のことを少しだけでも知れたような感覚になったろうか?

腕が太い、羽が短い、首が長い、クチバシが鋭い、肉食草食など

自分が表現したいと思ったところはどんなところだろうか?

ランダムに割り当てられた訳じゃなく、
生徒自身で描く動物を選んだのだから、
なにかしらの理由があるはず。
強く印象づいた「実感」を「作品」として表現して下さい。

他人と違っていいんです。

楽しみにしてます。


マツノ

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18 October

特講ざかり


 
 
   


 ムサタマトークに出演してもらった、
 多摩美術大学の広報 米山さんのブログにこんな言葉が。
 
 (中略)受験生も今を大切にしてほしい。
  スキルを身につけるには時間がかかる。
  スキルがなければ伝えたいものが伝わらない。
  それが美大だ。

 
 かっこいい…(笑)


 本日北山にいます、サイトウです。
 久しぶりに北山高卒生の立体授業に入りましたが、
 独創的な形を試行錯誤できていてびっくり。
 すごく成長してますね。
 
 今の時期、私立芸大推薦入試の対策講座や、
 国公立の対策講座が各教室で実施されていますが、
 本当にこの時期の伸びはすごいと思います。
 
 試験が近く、意識が高くなっているのと、
 同じ科目を毎日繰り返し練習できるということで、
 ぐんぐん作品が改善されていきます。
 繰り返すことで無駄が省かれ、
 本質が何かがつかめて、
 洗練されていくっていう状態なんだと思います。

 でも、
 「○○大学の入試作例を見てると、こういう傾向が多いから」とか 
 「なんとなく」とか
 「先生が前こういうのがいいって言ってたから…」
 時々作品の意図をきくとこんな理由がかえってきます。
 慣れてないうちはしょうがない部分もあるけれど、
 批判性も、自分の勇気ある判断もない迎合は、
 「芸術」の本質と最も遠いところにあるように思います。 
 自分の思考が浅いとき、それはハズカシイと感じたほうがいい。
 恥をかくのは悪くない。
 でも恥の自覚がないのは立ちが悪い。
 自分のみえる範囲でものさしを固定してしまってて、
 人の話の可能性に耳と脳みそが開いていない。

 もっと「なんで」「なんで」「なんで」「なんで」って繰り返して。
 甘えんぼな自覚のある人は、すぐに他人に答えを聞かず、
 ふんばって自分で答えを考えて。自分で調べて。
 
 はぁ、結局自分自身に言っているようにも思います…
 20代になっても勉強であります…
 がんばろう。
 

  
 おまけ。手作り骸骨ピアス。立体の授業終わりにできあがっていた。
 
 <サイトウ>

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17 October

あたまの向き

ある日、いつものように草津教室の立体駐車場『3-2』番に、車を停めようと思ったら、ほかの車が停まっていました。
今日は誰かが間違えたのだろうと、たかをくくっていたら、次も同じやつが停まっている。
次も次もその次も停まっていて、早一ヶ月。
さすがに業を煮やして、できるだけ不快な表情をつくって大家さんに直訴したらば、
「あんたんとこは『3-2』じゃなくて『2-3』だよ」と面倒くさそうに言われました。
自分が間違えてました。 一年あまりの間。
いままでたまたま『3-2』に契約者がいなかっただけでして。
どこでどうねじれたのか僕の中で『2-3』が『3-2』になっていたのです。
ふつふつ湧き上がる羞恥と憤り。僕は思いました。
数字で『3-2』だ『2-3』だとするから紛らわしいのであって、いっそ『ウサギちゃん』とか『カバくん』とか『クマさん』だとかにすれば間違えようがないのにと、なら僕はたくましくてやさしい『クマさん』がいい! などと強く思いました。
強く思いましたが、いやクマさんとかそういう話ではなくて、思い込みとは恐ろしいという話です。
例えば、なんでもいいから頭に思い浮かんだ「魚の絵」を描いてください。と言われたとします。
ちゃら描きでいいので、描いてみてください。

はい、たぶんほとんどの方の描いた魚は、頭が左に描かれていますよと。

←こちら七条ST生に描いてみてもらいました。六人中、一人を除いてみんな頭が左。

人間は普段色々な刷り込みにさらされているらしく、で、魚の場合であれば、魚屋の陳列、焼き魚の盛り、図鑑の絵など、お作法として頭が左向きになっている状況に我々は無意識で迎合していて、魚とはそういうものだと、そうでなければいかんと思い込んでいるらしい。
実際の魚は右も向きゃ下も向きゃ場合によっては仰向けにだってなるのにもかかわらずです。
これはある高校の先生にきいた話です。僕はきいたときゾッとしました。

人間なんてものが生きてる限り、こういった思い込みのアカは次から次へどんどんとこびりついてくるものなのでしょう。
しかし、このアカは美術・デザインを志向する者にとって、その面白さを阻害するものだと僕は考えています。
で、このアカをできるだけ落とす、というかアカのつきにくい身体にならんと予防する訓練のひとつが、デッサンだとも思っています。
いま一度。

観察:物事の状態や変化を客観的に注意深くみること     
    智慧によって対象を正しく見極めること     
    物事の様相をありのまま、詳しく見極め、そこにある様々な事情を知ること     
    何らかの目的のために、対象を詳細に見、そこから何かを導き出す行為

「正しく」だとか「客観的に」などのところがしごく重要なところであって、なかなかに難しいことでもあるのですが。

やばいな、いかんな、と思って少し教室に残ってデッサンなど久しぶりに励んだものです。
で、帰るとき、また『3-2』のスイッチを押している自分がいました。
まっこと恐ろしきは思い込み。



はやし

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