30 June STSP 校外学習 こんばんは。 昨日、七条と彦根と北山のSTSP生と、校外学習で南山城少年自然の家へ行ってきましたサカグチです。 バスに揺られ、約1時間半。 飯盒炊爨や、体育館でのスポーツなどをして1日を過ごしました。 月曜日からの色彩表現課題――マンガ・キャラクター科の生徒はイラスト課題――に向けての導入授業。 昨日1日の中で、経験したことを題材に作品を制作します。 汗をかいたり、笑ったり、煙と格闘したりするSTSP生の姿を見てうれしく思いました。 どの時期がいいのかとか、どこへ行こうかとか、何をしようかとか、どんな課題にしようかなぁなんて、色々考えるけれど、結局は、生徒が成長したり変化したりすることのために自分は考えているんだと、あらためて気づくことのできた一日でした。 サカグチ [0回]PR 2012/06/30 (Sat) 19:15 非日常な出来事 Comment(2)
29 June 6/27神戸芸術工科大学 合同授業報告!! 6/27普段は閉まっている水曜日夜の七条教室…… 神戸芸術工科大学 まんが表現学科の 菅野 博之教授にお越しいただいて、 マンガの授業が行われました! 授業の様子をサイトウからご報告したいと思います。 神戸芸工のまんが表現学科のカリキュラムの考え方、基本方針などを、 熱く語っていただきました。 とにかく「厳しい」そうです。 「才能とセンスのある人はどこいってもデビューできますよ」 「才能とセンスがないやつは、努力と根性しかありません」 「努力と根性もないやつはどうしようもないから、やめた方がいい」 そらそうだ…反論できない正論がどんどん先生から発せられます。 そして、今日の課題説明。 努力と根性論のあとは、とっても理論的な「物語の構造」についての説明。 いくつもある「構造」の1つのパターンを今回は教えていただきました。 「5人の人格」を決める。構造にのっとれば物語は自然とできていく。 リーダー・バディ・恋人・トリックスター・ウェットブランケット。 構造は物語の公式みたいなもので、 そんな定型を知ることは非常に、学び甲斐のあることだと思います。 公式にのっとらないこと、あらたな公式が生まれることは もちろんまだまだたくさんあるのだろうけれど。 物語を、創り手としてみる視点を教われる時間でした。 レクチャーのあとは、レクチャーの内容にのっとった、 グループワークとキャラクター制作を体験。 (AO入試に近い状態を体験できたと思います。) 貼り出して講評。 おまけに、今まで描いてきた作品の講評も! 神戸芸工のまんが表現学科は 現実的な厳しさを曖昧にしないかんじが伝わってきます。 そんなカリキュラムや方針に、先生方が自信と愛情を持っている。 授業のあとにお話してても、すごくいとおしそうに、 ご自分の大学や学科の特徴を話されるのが印象的でした。 入ったら、厳しい分ためになる大学。 責任を持って、みてもらえる大学。そんな風に思いました。 「カリキュラム」と「人」が教育機関には大事だなぁと思います。 そんなことを感じさせていただきました。 <サイトウ> * * * * * * * * * * * * * * * * 次週は、京都造形芸術大学との合同授業! 26名参加予定! 楽しみですね。 [0回] 2012/06/29 (Fri) 13:16 アスクイベント Comment(0)
29 June 美術倶楽部 2012企画vol.2 6月24日(日) 美術倶楽部で植物園に写生に行きました。 今回は、内部イベントなので、美術倶楽部メンバーのみの参加。午前の部・午後の部・夕方の部、全て合わせて9名の参加がありました。毎年行っているST生の授業と比べると、やや寂しかったけどまあ、美術倶楽部としてははじめての試みなので…。真ん中でVサインしている部員は子供じゃないです。大学生のKさんです。バンドもやっているKさんは夕方から難波でライブに出るとのことでしたが 午前の部のみ参加してくれました。 ごぞんじの通り、京都府立植物園には花だけではなく 樹木、動物(鳥・魚・亀・虫)、風景など描きどころ満載。比叡山を遠望することも可能。 当然、カメラマンや絵描きが集まります。市内で最も密集している場所の一つです。 さっそくスケッチをする黄色いTシャツの若者発見。近づいて見ると…。 アスク美術倶楽部のフランス人Jさんでした。 「良いroots見つけました」とのこと。 はすの葉を描いているKさん(右下)は今回唯一部員以外からの参加者。(左上)の部員Nさん(ウェブデザイナー)の友人で京芸日本画卒(アスクのOBでもある)(左上)の2人は昼の部のみ参加の小学生、IさんとKさん。青空講評会。10:30~15:30は一瞬のようでしたが、けっこう疲れた。最後は青空講評会をしました。秋に予定している第2回アスク美術倶楽部展に出品する作品、と考えていましたが うーむ…完成度が…。ちょっと展示作としては厳しいかも。 今回は、新たな可能性の第一歩、ということにしておこう。 外で描くのは始めてという部員がほとんどだったので…。 今後、何度かトライして、良い作品が描けるようになると思います。 とりあえず、みんなすごく楽しかった、という感想ではあったので 今回は試みとしてはひとまず成功かな、と。 次回は、彦根教室のメンバーも参加しやすいよう中間地点の 「瀬田の唐橋」の周辺など良いかもしれません。 さて、次は夕方の部…バスを乗り継いで移動した先は なんと、保田師出品のグループ展会場、ギャラリーアーティスロング(最終日)単なる保田のわがまま企画やんかと思われるかもしれませんがそんなことはありません。 第2回アスク美術倶楽部展のための研究として十分意義深いものだったはず…。 (左・中)保田の作品を見て笑う?部員。 (右)他の作家達のファイルを興味深く見る部員達。 そして、展覧会終了後は、場所を変え、楽しい「夜の部」があったのですがそれは秘密にしておこう…。とりあえず参加者のみなさん。お疲れ様でした。(特に朝・昼・夕・夜の4部全て参加の6名)今回、日が合わず参加できなかった部員の皆様、ぜひ、次回に期待して下さい。保田 [0回] 2012/06/29 (Fri) 00:16 アスク美術倶楽部 Comment(0)
27 June 魅力ポイント こんばんは。今日のST生課題は色彩構成「花とガラスコップ(水入り)」でした。 花もコップも水も身近なはずなのに、アイディアに煮詰まってしまったようでした。 仕上がった作品を観たとき感動するかどうか、というお話を以前書いた気がしますが、 今日思ったことは、モチーフを見たときに、自分が感動しているかどうか。が大切ではないでしょうか。 今回の課題では、花の清らかさ、ガラスの映りこみの美しさ、水の透明感や音等、人が感じる「いいな、素敵だな」のポイントはみんなそれぞれ違います。 何でもいいからその「魅力に感じるところ」を探しましょう。超マニアックなところでもいいです。 自分が感動していないのに、そのできあがった作品には人を感動させる力があるなんてことはありません。 違う言い方をすると、「興味ない」まま描いたら、結局は誰も「興味ない」作品になるんでしょうね。 人との関係だって、最初は全然話さなかったけど、何かのきっかけでものすごく仲良くなることはよくあります。 まずは自分から知ろう、理解しようとすることが大切です。モチーフは人と違って話してはくれません。 だからより一層の自分からの問いかけ、対話が必要になるんですね。五感をフル活用させてください。 (森) [0回] 2012/06/27 (Wed) 20:50 彦根教室 Comment(0)
26 June 長所を伸ばす 「長所を伸ばす」という言葉を、最近よく耳にします。 たとえば、『ask通信』のインタビューを読んでいても「特別秀でた部分がある作品や作者を評価しようとしていると思います。」という一文が気になる。たとえば、海外で活躍するサッカー選手、長友 佑都のインタビューでも「ストロングポイントを伸ばす」という言葉にひっかかる。 さて、ASKの生徒は気づいていると思いますが、ASKの指導の根本には「短所をなくす」という考えがあります。 もう少し詳しく言えば、「問題解決の能力を育てる」という考え。 たとえば、描写、色彩、立体の中で、色彩が苦手ならば色彩を伸ばす。たとえば、「色彩がよくなってきたけれどあと一歩足りないんだよなぁ」といった場面、目の前の作品を色と形とで考え、問題がどこにあるのかを見つける。 配色はよいけれど形や構図が弱ければ、そこを伸ばす。 もしもここで「長所を伸ばす」という言葉を誤解すると、色彩が苦手なら、得意な描写を頑張る。となり、配色がよければ、多少形はよくなくても色で勝負しようとなる。 入試の前になって、実技の基盤がしっかりとできてきた頃には、長所を伸ばすことや、それぞれに長所を自覚するよう伝えていくので、今はまだ、しっかりと問題解決の能力を身につける時期だと思って取り組んでいきましょう。 サカグチ [0回] 2012/06/26 (Tue) 20:22 日常の出来事 Comment(2)