忍者ブログ

今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
20 April

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

30 December

12/29 デッサンコンクールのご報告

 昨日は、京芸受験生模試 講評会で、
 北山教室は約60名の生徒でいっぱいになっていたようです。 
 
 一方、その他の3教室では……
 基礎生や受験を終えた高校3年生・高卒生向けの、
 デッサンコンクールが開催されていました!
 総勢65名の参加。
 昨日は全教室フル稼働ってかんじでした。まさに師走の忙しさ。
 
 代表して、サイトウが報告します。
 モチーフは「トイレットペーパーとブロック」。
 まずは、2時間指導なしで思い思いに描きます。
 その後、デッサンのポイントをレクチャー。
 そして、60~90分の手直し。この時間はask講師や大学の先生からの指導も受けてもらいました。
 最後に講評。
 


 まず七条教室。
 京都造形芸術大学の芸術教育推進室から石山先生が来られました。
 サイトウも一緒に授業に入りました。
 
    
 
 ポイントは「空間表現」。
 デッサンは造形力の基本である「観察」の力を鍛える絶好の科目。
 「比較観察」というキーワードも出てきました。
 比べると黒いのか白いのか、比べると長いのか短いのか など、
 ただ部分を観察しても表現には行き着かない。
 比較して観察することが大事ということですね。

 あとは「情報編集」。
 語弊のある言い方かもしれませんが、デッサンはそもそも「おおうそ」。
 つまり、見たまま描くなどではなく、
 しっかり「演出表現」して作品として仕上げるべきなんですね。
 ではどんな演出をすべきか、そのためにどんな編集をすべきか。
 そんなレクチャーでした。

 レクチャー後の手直し、クリエーターの大事な資質。
 「素直に改善する。」を学ぶため、思い切って自分が描いたものを修正しました。
 とっても完成度が上がっていい作品になったと思います。
 



 
 続いて、彦根教室。
 京都精華大学ヴィジュアルデザイン学科 豊永先生。
 askからは池田先生。
 
   

 講評後、構図を新たな用紙で制作するという形に。
 デッサンの基本的な「形、固有色、明暗」について説明後、 
 構図、構成を重点的に説明し、空間表現~構図の話を中心にレクチャー。
 豊永先生自身の体験などを交えて話してもらったことで、
 解りやすく実感の持てる内容になった。とのこと。
 デザイナーとしても制作をしている先生の話、サイトウも聞きたかったです…




 そして、草津教室。
 成安造形大学から、洋画領域の長尾先生。&入試課の安井兄さん。
 askからは保田先生。 
 長尾先生は、今年askのインタビューにもお応えいただいた先生ですね。
 こうやってまた一緒に教育に関わるお仕事ができて嬉しい限りです。
 
   

 指導後は座談会もあったそうな。
 進路の話や大学のこと、聞けたかな?

 草津教室の作品を少し……、1位と2位の評価を受けた人の作品。
  
 
 やっぱりいいものはいい。いろんな観点をクリアしてますね。
 まだまだ観察しないといけないとは感じますが。

 


 さて、最後に、
 石山先生がスライドで、韓国の高校生の現状を見せてくれました。
 正直、日本全体のムードや学ぶ姿勢など、レベル格が違うそうです…
 (日本がゆるいってことです)
 ものすごい技術力をもった17・18歳の人たちの写真や話を聞いて、衝撃でしたね。
 
 そして、「レベルの低い方にあわせるんじゃなくて、高い方へあわせよう」
 というメッセージもありました。どんな集団でも、ゆるく過ごす人はいる。
 安きに流れないように… 身が引きしまるお話が聞けました。
 
 デッサンはテクニックなどではなく、視覚表現のプロなら必須となる
 観察力を学ぶことができる科目。しかもやればやるほど上手くなるし、
 上手くなれば楽しい。
 ぜひ、継続して制作する習慣を早い段階からもってほしいと思います。
 
 さて、今日はゴウカクリスマス!!
 北山・彦根ともに楽しみましょう^^

 
 <サイトウ>

拍手[0回]

PR
29 December

講評会!

今日は朝から冬期・京芸模試の講評会でした。
北山教室と彦根教室合同の講評会だったので、教室がいっぱいいっぱいの状態です。


さて、月曜から模試が始まり今日の講評を受けて、いかがでしたか?
自分が思い描いていた結果は出たでしょうか。
     

嬉しい…
悔しい…
不安だ…
やっぱりな…
次こそは…

いろんな気持ちがあるとは思いますが、
今回の模試を受けて、これから入試までの実技対策に生かしてください。

「合格」

同じ目標をもった人達が来ています。
何のために模試を受けたのか、何のためにアスクへ通っているのか。
目的がはっきりしていると、おのずと次に何をすべきかわかるはずです。

  

明日は9:30~リベンジです!
講評で先生が言っていたことを思い出して制作してね!

そして、次の直前講習の京芸模試、どんな作品ができるか楽しみです!


彦根教室のみなさんも遠くからありがとうございます~!
 

上田

拍手[0回]

28 December

講評会in北山

こんにちは。森です。
彦根は昨日まですごい雪でした。
大体2月にどかっと積もることが多いのですが、
今回の雪はなかなかそれに近いものがあったように思います。
やはり温暖化の影響で雨量が増えているのでしょうか。

  

京芸模試とこの大雪が丁度のタイミングで重なってしまい、みんな来るのにも一苦労…。
実技模試最後の立体が終わった後は、自然とみんな開放感に溢れていました。

  

明日は北山教室での講評会があります。

彦根からは夏期の時と同じく、彦根教室前から無料送迎バスが出ます☆
彦根からだと往復2600円くらいはするので、大変ありがたいですね。

今回の模試でも、納得のいく作品ができたり、そうでなかったりしたと思います。
夏期の模試から約4ヶ月。その時から自分が一体どれだけ成長できたのか、
また、どこが自分の弱点なのか、本番に向けての今後の目標は何なのか、
しっかり見て、聞いて、感じてほしいと思います。

<森>

拍手[0回]

27 December

京芸模試week

京芸模試week、二日目を経て、感じた事を一つ。


技術じゃない。分かった気でいる。聞いた気でいる。だから理解が浅い。観察してない、だから描けない。技術じゃない。


講師の指導を言葉尻だけ暗記しても分かったとは言えないです。
言われた事をすぐには受け入れられず、時間をかけて自分で考え、自分の言葉で掴みとろうとし、悪戦苦闘し、もがいて、ある日ようやく、水面に浮かび上がるように、ふと分かる。そういうものだと思います。


構成とは何なのか、観察とは何なのか。丸吞みしていた言葉を吐き出し、噛み続けて欲しいです。

分かったと思っていた事が実は何も分かっていなかったという事に気付いて欲しいです。

今まで持っていた自分のこだわりが、ただ自分の弱い面を見て見ぬふりをする為だけのモノだったと、自分で認められた時、もっと自由に描けるんじゃないかと思います。


今回の模試の結果が、正真正銘、現時点での皆の本当の力だと思う。


模試の結果を、心の炎を燃やすカンフル剤にして、センター試験、直前講習に挑んでほしい。

そういう模試になって欲しいと思ってます。


上杉

拍手[0回]

26 December

AO入試説明会


 
 昨日、12/25は京都駅前キャンパスプラザ京都にて、
 2013年度に向けたAO入試説明会 でした。

  
 

 関西私大6大学にお越しいただきました。
 「合格はゴールじゃなく区切りです」と入試課の方もおっしゃっていましたが、
 まさにAO入試という区切りだけにとらわれない、
 受験時代持つべき意識などを伝えられた説明会になったのでは…と思います。
  
  精華大学

  京都嵯峨芸術大学

  京都造形芸術大学

  大阪成蹊大学

  成安造形大学

  神戸芸術工科大学

  そして、京都アートスクール

 AO入試討論会では、AO入試のメリットやデメリットについて話しました。
 要約すると、

 メリットは……、
 実技だけできても社会では通用しない。
 実際社会では、実技力が不足していたとしても、
 作品について伝えたり、共同作業ができるようなコミュニケーションの力があれば社会的な役割を担える側面もあり、
 それに適した人材が芸大で学べるチャンスを与えられている点。
 または、そういった人材になる意識が持てる点。

 デメリットは……、
 入試を通して求められている人材の背景を理解せず、
 「早い時期に受かりたい」がためだけに受験時代だからこそできる基礎造形力が養われない点。モチベーションが低下し、努力が継続できない点。

 というところでしょうか。
 物事は安易には割り切れない複雑な要素でからみあっているものだと思うので、
 AO入試に関しても、いい・悪いとは一概には言えません。

 大事なのは様々な観点から全体像を理解するように努め、
 その上で自分が何をどう決断するか覚悟していくことだと思います。
 正解なんてなくて、正解を創っていく。 


 今北山教室は、京都市立芸大の模試「描写」が行われています。
 デッサンをする課程の中で、
 全体像を把握しまとめていく力、決断力、修正力などさまざまなことを学べます。
 そして、「正解はひとつじゃない」という当たり前の事実も目に見えて感じられる。
 模試にとりくむ生徒たちを横目に見ながら、
 やっぱり、実技には向き合って欲しいな…とサイトウとしては思うのです。


 <サイトウ>
 

拍手[0回]