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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
20 April

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09 December

はじき

こんばんは。サカグチです。
12/7(水)、広島市立基町高等学校で、芸大受験説明会を行ってきました。
基町高校は、創造表現コースという美術、工芸、デザインを学べるクラスがある、広島市内の高等学校です。
約100名の生徒が参加。
芸大美大受験について、大学生活についての話をしてきました。
 
2011年度のASKの活動報告はこちら↓
http://www.artschool.co.jp/teacher/index.html
随時、更新していきます。

説明会の後、たくさんの生徒が質問してくれました。
自分のことを思い出すと、なかなか質問できない生徒だったので感心します。
さて。
今回、広島市まで車で移動したのですが、
京都市から、約340kmの距離を移動しながら、
小学生のころに習った、速さと時間と距離の「はじき」を思い出していました。

「はじき」の何が上で、何と何が下にくるのかがなかなか覚えられなかったり、
避難訓練のときの「おはし」と混同したりして、テストのたびに正解がわかんなくなって、
いつも返ってきた答案用紙を、ひきだしの奥に隠していたあの頃。

でも今なら、「距離」と「時間」と「速さ」の3つの中で、
おそらく「速さ」という概念が一番最後にできたと考えることができるから、
「距離」を「時間」で割ればいいとすぐに答えることだってできる。
(たとえば、「距離」という概念を発見する前に、「速さ」を発見することはできなかったということ)

当たり前に存在し、認識している、「距離」や「時間」だって、
大昔の人々は認識していなかったんだと思うと、とても不思議です。
そういうのって、きっと誰か本当に困った人が発見したんだと思う。

「俺はここからAまで3回往復して運ぶから、お前はここからBまで2回往復して運べ。お前の方が楽だぞ」
とか言われたものの、絶対に、ここからAまで3回のほうが短いはずだと困った人が距離を発見した。

もしくは、人を好きになるみたいな、そういう気持ちが、絶対に関係していると思う。
「俺は夏のある1日、明るい間、Cさんとデートするから、お前は冬のある1日、明るい間、Cさんとデートしろ。同じだ」
とか言われたものの、絶対に、あいつのほうが得しているはずだと悔しがった人が時間を発見した。

たとえば、なんとなく「色」と呼んでいたものを、「色相」や「彩度」「明度」に分けて認識するようになったこと。それを習い、理解し、制作に反映させること。知識として知るのではなく、考えとして理解すること。
なんとなく観察しているものが、いったい何なのかを分類して考えてみたり。
そういう学習が本当に大切だと思う。

もしも、『絶対にみんなが感動する色の組み合わせ』があったとしたら、
それと同じくらい、『色の三属性を理解すること』って大切。
本当は、『絶対にみんなが感動する色の組み合わせ』なんて、どこにも無いのだから。

けれど、『絶対に自分が感動する色の組み合わせ』は、きっとある。
なかなか見つからなかったり、決定できないけれど。

                        サカグチ

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08 December

北山 風景

冬期講習 第2期間 4日目です。

北山教室の京都芸大午後クラスは「着彩まとめ」で、時間内に仕上げるのに奮闘中です!
前期/後期の授業とは違い、試験とほぼ同じ時間で制作をするので、
時間配分を意識しながら制作をしています。



今日は増山先生の講評です。

講評中は、テクニック的な話をされており、
やはり時間内に制作をするには、「時間配分」「手順(プロセス)」を意識する事が大事なんです、
と生徒へアドバイス。
時間内に仕上げる力を身につけられるよう、実技の先生方も指導に熱が入っています!

夜間の自習時間。単語、少しでも多く覚えないとね!


<うえだ>

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07 December

NET生の皆さんへ

こんばんは。

実技講師の上杉です。

昨日・今日は、実技授業の指導と平行して、NET通信実技講座の作品添削を行っていました。

前回の提出作品で書いたコメントや、スクーリングで直接伝えた内容が、確実に反映されている作品が多いので嬉しいです。


アスクの通学生は、常に浴びるほどの参考作品に囲まれ、講師からの指導を受けながら制作します。また、分からない事も分からないと感じた瞬間、すぐに講師に話かけ、質問する事が出来ます。
NET生の皆は、課題サイトやコメント表、添削の内容など、通学生に比べ限られた情報の中で制作していくしかありません。

けど逆に、その環境だからこそ磨かれる力があるんじゃないかと思います。

それは、与えられた情報から多くを読み取る事のできる力、また自分で考えを深める力だと思います。それは上達の速度に直結する、とても大切な力です。

NET生の皆は、おそらく通学生以上に、課題サイトの参考作品を見て、講師からの指導内容の真意を、時間を掛けて考え、日々の制作に取り組んでいます。

そんな中で掴んだ物事はとても骨太だし、折れない自信に繋がります。

今の環境が自分にとってベストだと信じ、取り組んで下さい。


これからも添削作品を穴があくほど見て欲しいですし、コメント表、添削、講評室の内容を吟味し、理解した上で『手直し(これが重要!)』を必ず行うようにして欲しいです。


まだまだ伸びしろはたくさんあります。そして伸びしろを伸ばしきる期間は十分に残ってます。


冬期・直前講習でお会いできるのを楽しみにしています。



上杉









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06 December

着彩。

 

教務のウエダさんがマイカメラで撮ってくれる制作風景写真。
色が綺麗なものをチョイスしました。

北山京芸午後クラス 今週は「着彩まとめ」です。

着彩はとても難しいですが、「松」の評価を受けるレベルの作品は美しいですね。
(※講習内で「松・竹・梅」の3段階にて評価、講評されています。)

昨日はレモンと観葉植物。今日はセロリとトマト…やけに爽やかです。

12月の京都は徐々に寒さが増してきましたが、教室の熱は高まっています!

出席率良し。遅刻率低し。この調子で頑張ろう。

吉井



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05 December

NET生の作品 続々到着!


 実技講師のサイトウです。

 今日はNET国公立受験クラスの課題提出日です。
  
 それぞれの地元でコツコツと制作しているんですよね。
 提出された作品が積まれているのを見ると、
 全国に同じ目的をもった人がいるんだよな…としみじみ思います。 
 blogを見てくれているNET生~!ひとりじゃないぞー!がんばれー!!

 
 多摩美の大学関係者の方のblogで、
 いつかみんなに紹介したいなと思っていたものがあります。
 (いい内容だったから)
 一部抜粋。

* * *
 
 素人の想像の及ばぬところへ。

 玄人は道を外さなくなる。

 もっと読みたい人はこちら。

* * *

* * *

 「迷っている量が違いますから」
 ある学生の言葉。

 それでもまだまだ足りないんだと思う。
 何百回、何千回と失敗して少しずつ会得してゆくんだと思う。
 表現の世界は何かになりきってできるものではない。
 
 もっと読みたい人はこちら。

* * *


 全部読まなくてもいいんです。上の言葉だけでもなんだか、ジン…と来ませんか?
 現役生ももちろんだけど、
 とくに浪人生は昨年度くやしい思いをしたり、自分の進路を見直したりして
 askに通い詰めているこの1年。
 きっと挫折も経験して、友達のありがたさや自己管理の難しさを感じていると思う。
 決して無駄にはならないよ。
 逆境をふんばる精神力や表現力の基礎等々のキャパが育っていない状態では、
 大学でどんな価値のあることを教わっても受け止めきれない。
 現役で私立芸大へ進学した私、今は浪人した方がよかったと思っています。
 もちろん、現役進学はなにも悪いことじゃないけれど、
 私自身は大学の1,2回生の頃、おおいにしんどかったです。
 askで基本を学んでいる浪人生や現役生と比べて、
 「表現ってなにか」っていうこと自体を考える力が足りなかったから、
 大学で悩むことのピントがずれてたなと思う部分があります。
 もちろん、それでも大学は勉強になったし、成長できたなと私なりに思うんですが。

 最後に格言をひとつ…(by ゲーテ)

 義務の重荷から我々を解放する事のできるのは、良心的な実行のみである。
 
 これが難しい。けど、やるしかないですね。がんばろう。

 <サイトウ>

 

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