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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
21 April

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19 November

名言好き


 名言・格言が好きなサイトウです。

 推薦入試ラッシュですね。おつかれさまです。
 受験した人はプレッシャーと向き合ってきたかと思います。
 プレッシャーとうまくおつきあいしていけるのって生活する中で大事なことだなと思います。
 プレッシャーから逃げても追われるだけだし、
 プレッシャーがなくなると生きてる実感もなくなる気がします。
 ごまかさず向き合えばなにかいい実感が得られると思います。結果に関わらず。
 
 先日、『磯江毅=グスタボ・イソエ ~マドリード・リアリズムの異才~』
 に行ってきたと報告しました。
 そこで磯江氏の「ことば」があってメモメモ… 血が騒ぎます。
 あとでみたらパンフレットに全部のってたけど。

 
 * * *

 表現するのは自分ではなく、対象物自体であるということです。
 そのものが表現している姿から、どれだけ重要なエレメントを読み取り、
 抽出できるかということなのです。
 角膜に受動的に写る映像を根気よく写す行為ではなく、
 空間と物の存在のなかから摂理を見出す仕事だと思うようになったのです。
 物は見ようとしたときにはじめて見えてくるのです。


 * * *

 近年になってますます考えることの多い「デッサン」の意味は、
 物の成り立ち、仕組みを知ることであり、
 デューラーやレオナル・ド・ダヴィンチの作品に感じる内なる力を表現する
 もっとも基本であると同時に、自然の摂理を引き出す方法でもあると思うのです。


 * * *
 
 写実には、客観性の尊重というルールがあります。
 しかし、作家はそのルールを守りつつ、自身の主観的表現とどのように対応し、
 折り合いをつけてゆくのでしょうか。
 作品の精神性の高さはそんなルールの中に見出す精神の自由さによるものだと思っています。


 * * *

 などなど。崇高だ… 
 (磯江さんの展覧会は言葉よりなにより作品が哲学を物語ってるように思えたからすばらしかった)

 「たしかに!」と思える言葉だったり、
 自分のまだ見ぬ高みへ導いてくれそうな言葉に出会うとほっとします。
 なんか自分のぼんやり考える「理想」に少しかたちを与えてもらえるような。
 今より高い精神の領域へいきたい…みたいな衝動が湧いてきます。


 家にある名言集的な本。迷言集的なのも混じってますが…
 
 

 とくに『ゲーテ格言集』(高橋健二訳 新潮社)が好き。

 ■利己的でない好意的な行いが、最も高い最も美しい利子をもたらす 

 ■素材はだれの前にもころがっている。内容を見いだすのは、それに働きかけようとする者だけだ。
 形式はたいていのものにとって一つの秘密だ
 

 ■われわれは芸術によって最も確実に俗世間を避けることができる。
 同時に芸術によって最も確実に俗世間と結びつくことができる


 ■今後は何らかの芸術あるいは手工芸に留意しないものは不幸であろう。
 知識はこの目まぐるしい世の中ではもはや糧にならない。
 すべてのことに注意しきれないうちに、自分自身を見失ってしまう
 
 
 などなど。
 でも作家や個人の格言は長い文脈と背景から生まれたもの。
 安易に切りとられた「部分」だけで、一喜一憂するのってなんか違うかもと思うようにもなりました。
 やっぱり自分が実感して喜びと反省を得ないと、
 表面的になってしまうよな…と。
 
 ちょいちょい小出しに名言紹介をしていきたいなと思います…にやり
 うっとおしい人にはうっとおしい内容を長々とお送りしました(笑)
 読んでいただいた方ありがとうございます。


 <サイトウ>
 
 

 

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18 November

似而非なるもの

 故事成語に「似て非なるもの」という言葉がある。
 何かを学ぶ人、教わる人たちに、大切にして欲しいと思う言葉です。
「ローマは一日にしてならず」と同じくらい大切にして欲しい。

「似て非なるもの」の意味

――孔子が弟子たちに言いました。私は、外見が似ていて、中身が全く違うものを憎む。
 莠(はぐさ)という植物を憎むのは、私たちにとって大切な稲の苗に似ていて紛らわしいからだ。
 言葉を上手に扱う人を憎むのは、間違っていてもまるで真実のように聞こえて紛らわしいからだ。
 鄭の国のみだらな音楽を憎むのは、優雅な音楽に似ていて混乱させるからだ。――

 すぐに偽物とわかる偽物ではなく、本物によく似た偽物を憎むという言葉。

 さて、なぜこの言葉を大切にして欲しいのかというと。
 毎日、教室では、言葉を使ってコミュニケーションを行います。
 言葉というのは実はすごく曖昧なので、勘違いや誤解がおきやすい。たとえば「ジグザグ」という同じ言葉を聞いても、みんなそれぞれ、自分の経験にもとづいて「ジグザグ」をイメージする。「ジグザグ」くらいならまだ大丈夫だけど、もっとややこしいこと、もしくはまだ気づいていないこと、理解していないことを教わるときには、自分の感覚を一度疑い、そして更新(今風に言えば、アップデート)することをしないと、なかなか身につかない。
 なので、自分は知っているような話でも、疑いながら聞いて欲しい。

 そういうことをずっと前から言い続けてきた結果、ここ数日、ちょっと嬉しい言葉が、二人の生徒からそれぞれ1回ずつ聞けました。
 あ、ちゃんと疑いながら聞けてるな。疑いながら考えられているなと思えた瞬間。

 こういった姿勢を身につけると、絶対にその人の制作する作品にも反映されるし、これから先、大学や社会での学ぶ姿勢、その人の生き方にも大きく関わることだと思っています。
 格好や見栄ばかり気にしないでいられるようになると思うし、本質を見抜く力になると思う。
 そして、勘が鋭い人に、一歩前進すると思う。

                                 サカグチ

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17 November

私大推薦入試始まってます

こんばんは。
私大推薦入試が始まっています。

今日は彦根教室からは京都造形芸術大学を受験した生徒がいました。
そして明日は精華大学、明後日は滋賀大学。
立て続けに受験する人もいます。
日に日に寒さが増していく中、緊張で心も張り詰めていきそうです。
受験前日ということで、今日はどこかみんなそわそわした感じがありました。
本番は誰しも緊張するものです。
もし、いつものような力を発揮することができなくても、
みんな緊張しているのは一緒です。
自信がないと、作品にも自信のなさが表れてしまいます。
恐れずに、自信をもって挑みましょう。

試験終了後の報告を待ってます。
みんな、頑張ってね!!!!!!

(森)

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16 November

私大推薦入試 続々開始!

本格的に冬が到来しました。風邪も流行り始めています!
皆さん、インフルエンザの予防接種は受けましたか?
冬は“しもやけ”に毎年苦しめられるマシヤマです。

さて、いよいよ“受験”が色濃くなってまいりました。私大の推薦入試も続々とおこなわれています。
本日11/16(水)は【成安造形大学】の公募推薦入試がおこなわれ、アスクからも数名が受験に臨んでいます。

そして明日11/17(木)は【京都造形技芸術大学】の公募推薦入試日です。
同じくアスクから受験する生徒が、最後の総仕上げとしての描写課題をおこなっています。
  
みんな、さらに上を目指して最後まで貪欲に対策しています。

明日の京造受験を向かえる生徒のみんなへ☆

◆「できないことがまだいっぱいある!」「どうしよう!」と思うことはありません。
対策を始めたばかりの頃の自分と比べると「こんなにできるようになった♪」と思うことだって多いはず。今の自分を認めて、自信を持ってほしい。

◆今日の時点でしっかりと身についている実力を、明日『普通に』発揮してください。
試験場で新しいことにチャレンジすることは必要ない!今までおこなった制作の中にヒント(答え)があるので、落ち着いてね。


◆最初に課題文をしっかりと読んで、その間にリラックスしよう♪

新鮮な緊張感を持って、楽しんで試験を受けてきてください。


おまけの『本日の北山教室の様子』です。
  
後期授業最後の着彩。
 
なかなかハイクオリティーの作品が並びました。これなら、冬期講習に突入しても大丈夫そうだね☆
でもさらに完成度を高めることも可能なので、各自新たな目標を決めて、冬期講習に臨みましょう。

<マシヤマ>

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15 November

卒業生からの知らせ

こんばんは。

ほんと寒くなりましたね。
でも、暑い日よりも寒い日が好きで、色も暖色系よりも寒色系が好きな池田です。
色もそうですが、寒い日の空気が透き通っているような感じが、なんとなく心地よ
いのです。

さて、先日彦根教室に郵便が来ました。
開けてみると、アスクHPのOB生紹介にも掲載されていますが、卒業生2人の展
覧会の案内でした。
丁寧に手紙まで添えて彦根にも郵送してくれたようです。



ほんとにありがとうございます。
大学に進学した後は、あまり会う機会や話す機会はありませんが、こういった卒
業生からの知らせはとても嬉しいです。

我々講師にとって励みになるだけでなく、入試に向けて頑張る受験生達にとって
も、将来の自分の活動を想像する良いきっかけになります。

アスクOBの皆さん(卒業生もこのブログを見ていることを祈って)、展覧会をする
場合は、是非ご一報ください(北山教室に)。

教室にDMを置くだけではなく、HPで紹介もさせてもらえるかもしれません。
とはいえ、僕自身はなかなか時間が作れずに、ほとんど見に行くことができないのですが…。

<イケダ>

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