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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
21 April

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03 July

ask美術倶楽部 第1回「特別公開講座」

本日ask美術倶楽部、第1回の「特別公開講座」を行いました!
テーマは《3時間で描ける自画像》です。

20㎝×20㎝のキャンバスに、12色のアクリル絵具を使用して描きます。

まず初めに講師の保田先生より描き方についての説明がありました。
顔の角度や明暗のつけ方、色の載せ方の順序等々。
あらたな技法を身につけるための、いい勉強になります。

いざ制作!
パレットに絵具をのせるところからはじめます。


そして説明があった順序に描いていきます。
(普段全体が明るい教室ですが、光源を一箇所に絞り、顔の明暗がつくように部屋を薄暗くしました。)


そして、ついに完成!!

描いている最中、
「どうしても髪の毛がパンチパーマみたいになってしまう」
と描き方に困っていた生徒さんも、最後には素敵な作品に仕上がっていました。

美術倶楽部の通常の授業では皆それぞれ別々の制作を行っていましたが、
今回初めて共通の課題をし、講評をしました。
「目の描き方や顔のが難しかった」
「初めて自画像を描いたけど、楽しかった」
「(普段はデッサンをしているけど、)今度アクリルで制作してみようかな・・・」などなど。

あらたな技法を身につけて、これからの制作につなげていただきたいと思います。

<うえだ>

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01 July

彩度の話

あつーい季節に突入しましたね。
 
 先日引越しをしましたサイトウです。
 暑い中、引越し業者のお兄さんのてきぱき働く姿に惚れそうになりました。
 代金支払いのおつりの千円がお兄さんの汗でべっしょりでしたがそんなことは本望です。


さてさて、今週一週間は前期と夏期講習の間のお休み的1週間です。
 浪人生は帰省している人も多いみたいですね。 
 高校生にとっては「日程調整期間」でもあります。
 これは前期中に高校のテストなどで休んでしまって、
 出来ていない課題がある人が課題を制作しに来られるという
 スペシャルサービス的1週間です。
 
* * *

今日は、色の三属性のひとつ「彩度」について考えてみました。
 三属性とは「色相・明度・彩度」ですが、
 アスクに通っている人はだいたい聞き慣れてきたワードかと思います。
 この中で彩度という観点が一番サイトウにとっては難しい。

 画面を仕上げるにあたって、彩度はどのように扱うと効果的なのか。
 これが今日の思考のテーマです。
 
  
 彩度=色のあざやかさの度合い



  普段目にするものの彩度を確認しよう。

  
 
 光のあたっているところは、発色がよく彩度が高く、
 暗くなったり反射光になっているところは発色が悪かったり、
 いろんな色が混ざって見えて結果的に彩度が低い。
 これが日常の世界の彩度の秩序といえそうです。

 着彩描写などではこの秩序をしっかり表現に用いることが重要ですね。

 では色彩構成の「自由」な画面で、彩度の扱いにはどんな可能性があるのか。
(1)そのままの秩序を用いて使う

(2)秩序を反転させて使う

 例  アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です

 赤いところは本来空間的に奥で彩度は低いはずですが、
 彩度の高い赤を使っています。 

 
(3)画面上で新たな秩序をつくりそれに従って配色していく

 例  アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です
 
 これは背景だけ「彩度の高い赤色」というルールのある絵かな…
 うーん、きっと一口に説明できるほど絵は単純ではないんだろうな
 もはや(3)にあてはまるかも正直よく分からん



(4)1、2、3のごじゃまぜ使い

 ってな可能性があると思いますが、
 言葉で枠組みをつけようとすると、縮こまってしまうかも。
 こんなかんじで、本で読んだ知識とかじゃなく、
 観察から得た自分なりの解釈を持っていくことが大事ですね。
 私はすぐに本やNETで調べてしまいがち……

 こんな作品アスクにないなぁ
 
   
アスクの作品ではなく、他予備校のパンフに掲載されていた作品です

 
 黒に挑戦している絵、低い彩度でまとめた絵。
 自分でいろいろ考えられるようになってきたと自覚のある人は、
 「低彩度」や「黒色」などに挑戦する夏にしてみてはいかがでしょう?!
 
 
 頭がずきずきします…夏バテがきている…
 

 <サイトウ>

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23 June

STSP生 南山城 課外実習

6/22(水)、STSPの生徒は【南山城】での課外実習をおこないました。

実習の目的は『皆での共同作業(カレー作り&スポーツ)を通じて、親睦を深めよう!』ですが、
『色彩課題の資料探し』でもあります。
  
  
  

バスに揺られること2時間半、現地に着いて早々、カレー作りスタート。
  
  
   
  
『薪割り、米研ぎ、火熾し、食材切り』それぞれを全員が手際良くおこなっていました。
チームワークに感心☆

野外ではカレーの味も一段と美味しく感じます♪
  
   

その後、近くの体育館へ移動して、食後のスポーツをおこないました。
体育館の中は予想以上に暑く、全員が汗だくに……。
でも、身体を動かすのってやっぱり気持ちが良いですね!
  
  

ところでみんな、色彩課題のモチーフやテーマは決まったのでしょうか?
バスの窓からの景色、飯盒炊爨の炎、美味なカレー、運動でかいた汗……どれも素敵なモチーフです。温度や匂いが伝わるような、今しか作れない作品を作ってください。

<全員集合♪

<マシヤマ>
(私にとっての印象的な風景は……『体育館の壁の、ボールによって開いたであろう無数の穴』のある風景)

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19 June

NET生スクーリング!!


 本日、夏期講習早期申込割引期限日です。
 今日が過ぎれば、どのくらい各クラス受講しているか一旦分かります。
 またご報告しますね。
 ちなみに今日を過ぎても申し込みはできますので、
 まだの方で迷っている人もよく考えた上でぜひ夏期講習にトライしてください!

 * * *

 6/18,19は全国に散らばるわがアスクNET生たちのスクーリングの日です。 
 ただいま上杉先生と、サイトウが七条教室で指導中。

 満員!(今日はすこし席にすきまもあるが)
 
  

 NET生の課題として毎月4課題ほど自宅で制作してもらうのですが、
 スクーリングでは今月提出分課題の直接講評を行います。
 
 いろんな土地できっといろんな感性が磨かれていて、
 いろんな先生に指導されてるNET生。
 校内生にない表現をずばっとしていたり、すごく新鮮です。
 とくに色彩・立体をサイトウがみるかぎり、
 夏期講習で校内生の人たちと互いに刺激しあえる好敵手なのでは…と感じます。

  
 
 もちろんまだまだ制作に慣れないとと思う段階でもあるのですが、
 夏期講習の成長が楽しみです。

 * * *

 昨日、デッサン基礎コースに通ってくれている社会人の講評中、
 「絵って自分の仕事観とか、人生観が出ちゃいますよね」
 という話をしみじみと話しました。
 その方は仕事が忙しいけど、すきまを縫って絵を描く時間を確保しています。
 すごい。
 教室にくると高校生ががんばっていたり、
 アナログ作業のむずかしさを痛感したり、
 元気になれるんだそうです。
 そうやって、アスクにないところではなく、
 今あるものを見つめてもらえるのはすごくありがたいことだなと思い、
 わたしもがんばらなな と思えました!!

 みんなも怒涛の夏期講習。
 実技もがんばりどころだけど、学科もがんばりどきです。
 ペースをつかんで後悔のない時間の使い方をしよう。

 <サイトウ>
 
 
 

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16 June

米子デッサン講習会参加!レポート

先週の土日(6月11、12日)、恒例の「米子デッサン講習会」に行ってきました。
簡単にレポートします。


米子デッサン講習会は、約10年前から、毎年鳥取県の米子高校で実施されており、
毎年アスクの講師が呼んでいただいています。今年は、坂口・保田コンビで行きました。

前日の夜中に出発し、早朝着~そのまま授業という強行スケジュール。徹夜で米子へ。
しかし、何故か運転はすべて坂口先生。金曜の夕方、立体の講評したばかりなのに。

保田はそんなに偉いのか?

いいえ、保田運転の車には絶対乗りたくない坂口先生の究極の選択の結果でした…。



ともかく授業は開始された。


あいさつをするわたくし保田と窓際に米子高校清水先生。

坂口先生が授業の導入。初日はりんごを描きました。


最初はりんごを見ずに想像で描き、その後りんごが与えられ
画用紙の裏面に様々な角度からクロッキー。
最後にしっかりと観察してりんごを描きます。


左が想像のりんご。右がしっかり観察して描いたりんご。
やっぱり違いますね。観察の大切さを実感する瞬間。

講評風景。米子高校生がつくった石のりんごも参考に。

講ホワイトボードを用いた解説もありました。




合格再現作品の展示も行いました。外はのどかな田園風景。



2日目は3点モチーフ。ただし、そのうちの1点はりんご。
昨日学んだことが活かせるか?

はじめ自由に描いた構図を簡単に講評。再度しっかり描く。


最後の講評では、保田が松・竹・梅の3段階評価を行いました。

ちょっと厳しい評価だったかもしれませんが「梅」だった人も
くじけずがんばって下さい。これからが勝負ですからね。

この夏のがんばりに期待しています。お疲れ様でした。

そして白川先生・清水先生・佐川先生ありがとうございました。



Y師こと保田より … 「夏がんばらなくていつがんばる!」

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