21 October 11月23日は「京芸色彩コンクール」の日 最近昼は暑く、夜は寒いという気温が続いているせいか、風邪をひいている生徒が多くなってきました。うがい・手洗いや、上着を一枚持って出かけるなどの工夫をし、体調管理は万全にしておかないといけませんね。。食生活も関係していることが多いので、ビタミンA・ビタミンC(ニンジン・カボチャ・ほうれん草・ブロッコリー・小松菜・ニラ・チンゲンサイ)を摂取するようにしましょう!さてさて、後期授業が終わった頃に京芸色彩コンクールが行われます。毎年多くの方が参加されるので、たくさんの作品が見れるとてもいい機会です。また、自分の今の実力を確かめれる場でもあります。(↓昨年度の様子)そして、講評会も行います!例年多くの色彩高得点者を出している京都アートスクールの考え方についてわかりやすく解説致します。上位5名の生徒には絵の具セット等の商品もありますよ・・!!(↓昨年度の様子)緊張感たっぷりな雰囲気ですが、同じ大学を目指している仲間たちと制作し、たくさんの作品を見ることによって良い刺激がもらえるのではないでしょうか。みなさんのご参加お待ちしています。詳しくはこちらをご覧ください。→http://www.artschool.co.jp/top/c10kyo_con/index.html<ウエダ> [0回]PR 2010/10/21 (Thu) 17:11 アスクイベント Trackback() Comment(0)
21 October 「現役合格者の4年後...」第二弾 第一弾の続き... 作品に近づいて見ると...。まさか...。 このマットな質感には確か見覚えがある...。 「もしかして下に貼ってあるのって、マンガですか?」 「そうです。少年ジャンプです。」 え、あの10年度入試(着彩描写)に出題され、ネットでも騒がれたあの少年ジャンプ...? まさか、O君の作品が入試に影響を与えたのでは...。 そんな訳ないですね...。スイマセン、しょうもないオチでした。 「数年前から、ジャンプを作品に使ってます。マンガで使われている線や形、色、質感などに興味があって。単に下地として貼っているということではなく、その線や形を延長したり、くり返したり、上に描いているのは、マンガの形から出てきているものなんです。」 なるほど...。 その後、しばらく作品論、絵画論に花が咲いたのですが、作品評価などは、ここでは割愛させてもらいます。こっちも、油絵の先輩としては、いろいろケチつけたいこともありましたが、まあ、個人的意見に過ぎないので。とりあえず、この調子でがんばっていってほしいと思います。 さて、17時になり、開館時間になったので、いよいよ本題の「現役合格」についてのインタヴューを始めましょう。彼の部屋のフレスコ教室は別の人が制作中とのことなので、じゃまにならないよう、丸池前ぐらいがいいかな。 あれれ、丸池の前に柵ができてるじゃないですか。えーこれじゃ、丸池に飛び込めへんやんか...。 イヤむしろ飛び込まないよう柵がつくられたんでしょうね。というか、最近の芸大生は、そんなバカなマネはしないのかもしれませんが...。 ここで、もう一人、4年後の現役合格者が来てくれました。日本画院1回生のLさんです。 Lさんは、別にイニシャルがLではないのですが、京芸ファイルの方で、06年度合格者Lさんとして紹介しているので統一します。 http://www.artschool.co.jp/top/kyogei_file/picsf079/1.html (同じアスク出身日本画院1回でイニシャルLさんという人がいますが、そちらではないです、念のため) では、二人にいろいろ聞いていきます。なつかしい受験時代の話題になごむ2人___えーっと、まずO君は現役で合格してどうだった?「まわりの人は、みんな上手くて、それに、僕はとにかく知識もなかったので、現代にしろ古典にしろ。浪人で入った人と比べると何も知らない状態で入ったので、最初はかなりおびえていましたね。逆に聞き役に徹して良かったという面はあるかもしれませんが。」 ___フレスコ(壁画)に行くのは最初から決めてたの? 「いや、それどころか、油画に行ったのも、大学入ってから決めました。とりあえず、美術というのは高校から決めてたけど、日本画は制約が多そうで、油画は自由度が高いから。油画の方がいいかと。」 ___入学後に専攻を決めるというのは京芸らしいね。(他大学だと入試自体が異なる)それで、フレスコはいつ決めたの?。 「油画基礎(1年の前半、入学者全員いっっしょの総合基礎を経て、1年後半と2年前半の2期間は、各科の基礎に配属)の時、フレスコを体験してオモシロイなと思ったのと、壁画だと壁に囲まれた空間全体が作品になるっていう点に惹かれ、フレスコに決めました。先生は自由にやらせてくれるし、興味があることや考えているアイデアについて話をすると、いろいろアドバイスをくれたり協力的でもあって助かっています。」 ___卒業後は? 「こないだ教育実習(中学)に行って、すごく良かったので、先生になろうかと考えています。自分に合ってるかなと。もちろん制作も続けていきますけど。作家ですか?もちろん、絵だけでやっていければ、それはいいだろうケド...。」 ___堅実なんですね。最近は在学中からデビューする人も多いし。そういうのは目指さないのかな。 「ああ、Yさんもこないだコダマギャラリーから声がかかって、個展をされましたね。でもまあ、僕は気長にがんばります。外での個展(貸しギャラリーを借りての)もまだ考えてません。今回のロクリッポウ展はさそってもらっての参加です。壁自体をつくるという新しいことが出来てよかったですね。」 (10月に児玉画廊で個展でデビューしたY君は、現在4回生ですが、美大ではない別の大学を中退した後、アスクでの2浪を経て入っているので、1学年上のO君よりもはるかに年上です)⇨児玉画廊の展示風景http://gallery.me.com/kodamagallery#100583___ではLさんに聞きます。受験時代はどうでしたか。2年生のはじめから始めたよね。「そうなんですよ。そして...。」第二弾ここまで 第三弾10月25日(月)アップ予定 Y師 [0回] 2010/10/21 (Thu) 03:43 京芸ファイル欄外ページ Trackback() Comment(1)
19 October 杉太郎の『今夜も京芸補強』 ♯10 こんばんは!杉太郎の『今夜も京芸補強』の時間がやってまいりました。この番組も、今回でめでたく記念すべき10回目を迎える事が出来ました。温かいコメントをくれている皆様、いつもありがとうございます。コメントに返事を書く事は出来ていませんが、この場を借りて厚くお礼を述べさせていただきます。卒業生の皆もありがとう!全16回でお送りしている杉太郎の『今夜も京芸補強』。コメント7件目指して、今後も頑張り続けます!…そんな事より京芸補強が始まっています!特ダネ探して、制作室に殉職覚悟の突撃取材です。 今夜は、「ダンベル2個、ブロック」の2日目の制作のようです。昨日はほぼ全員の作品が未完成で終わりました。「短い制作時間内でも描ききってやる!」そんな無言のオーラが、生徒皆さんから感じられます。こちらの生徒さんは、昨日からの続き課題。金美の日本画対策を行っています。着彩に入って彩り豊かな画面になってきました。完成するのが本当に楽しみです! こちらはさらに別の教室。京都造形大学の共通鉛筆デッサンの対策を行っています。今日のモチーフは「紙コップ5ヶ、赤毛糸」紙コップ5ヶだけでも大変なモチーフなのに、+赤毛糸なんて…!杉太郎の頭の中で、中島みゆきの「ファイト」が流れてきました。頑張って下さい! 時が経つのは早いものです。京芸補強の講評の時間がやってきました。前回よりも、完成させられている作品が多くありました。ポイントは、「良く観察する事」であったように思います。急ぐからこそ、焦らずに描く一見矛盾しているように聞こえますが、とても大切な事と、杉太郎痛感しています。鉛筆で画用紙を黒くしていく事が描く事ではありません。どんな時でも、「作業」に陥ってしまわないよう注意しましょう。モチーフからどんどん遠ざかってしまいます。良く見て描く。それが、実は最短ルートに繋がっていきます。☆杉太郎の『今夜も学科自習』のコーナー☆今夜も2名の生徒が居残り学科自習。ホウチェンチョイ!(素晴らしい!)広東語です。11月末のセンタープレまであと1ヶ月。頑張って下さい~!最後に、予告していた杉太郎の新作を掲載します。※ブログ掲載に際して、新たに加筆修正を加えています。既に読んだという校内生の皆様も改めてお楽しみいただけます。「杉太郎 戦国編」~遠近法の巻~ふうっ、大河ドラマも顔まけ。大どんでん返しの連続でしたね!それではまた来週~。 <杉太郎制作委員会> [0回] 2010/10/19 (Tue) 22:41 杉太郎関係 Trackback() Comment(4)
18 October 杉太郎の『今夜も京芸補強』 ♯9 こんばんは!!杉太郎の『今夜も京芸補強』の時間がやっていました!今日はヘリコプターをチャーターし、アスクの上空3000メートルから中継しています!いやぁ、夜の京都は本当に夜景が綺麗です。パウルス北山館があんなにも小さく見えます。機長さん、このまま神戸の方まで飛んでいって下さい。何か美味しいものでも食べようじゃありませんか。……そんな事よりも京芸補強が始まっています!このまま京芸補強中の教室にスカイダイビングです!とうっ!うわあああああーーー!(スタッ)ふうっ。無事京芸補強中の教室に着陸成功しました。どれどれ今回のモチーフは…… ダンベル2個!円柱としての構造を押さえ、直径の異なる様々な楕円形を描いていきます。うーん、大変へヴィなモチーフです。「傾いた円柱の構造を捉える事」、また「綺麗に楕円形を描く事」は簡単に見えて、とても骨の折れる困難な作業ですものね。苦手としている生徒さんも多いと思いますが、この課題を期に、苦手意識を克服できるよう、頑張って下さい!!おやっ、こちらは国公立二次対策講座を受講している生徒さんですね。金沢美術工芸大学、日本画専攻の「着彩写生」の対策を行っています。 リンゴ、ペンネ、英字新聞、テニスボール…、落花生まであります!彩り豊かなモチーフ達がぎっしり!今日の授業で下描きを完成させました。賑やかにモチーフを配置しながらも、まとまりのある良い構図だと思います。描き応え十分のモチーフです。明日は満を持しての着彩。骨の髄までしゃぶりつくして下さい!京芸補強の講評時間になりました。今回の課題テーマであった「円柱の構造」、「楕円形の精度」に関しては全体的に良く取り組めていたと感じます。ただ、全体的にプロポーションが狂っている作品が多く、固有色や質感の描き分けにも物足りなさを感じました。明日のリベンジに期待しています…!最後に、杉太郎の『今夜も学科自習』のコーナー。今日は3名の生徒さんが勉強に勤しんでいます。ギザ素晴ラシス!毎日自習室を利用している生徒さん達は、すっかり一日の流れの中に夜の学科自習が定着している様子です。本当に良いリズムが作れていると感じます。後期もあと5週間。焦る事はありません。一日にできる事は限られています。毎日少しづつ、着実に積み重ねていきましょう。明日はオマケとして、久々に「杉太郎」の4コマを掲載する予定です。今連載されているのは「杉太郎 戦国編」。ドジな忍者に扮した杉太郎が繰り広げる壮大な歴史絵巻です。お楽しみに! <杉太郎製作委員会> [0回] 2010/10/18 (Mon) 22:36 杉太郎関係 Trackback() Comment(0)
15 October 「現役合格者の4年後...」 このブログは、京芸ファイルの欄外ページとして作成されています。題して 特別インタビュー「現役合格者の4年後...」です。最初に断っておきますが、長くなりそうなので、シリーズものにします。今回は第一弾です。※それと京芸ファイルで紹介した06年度美術科合格Lさんは今回はまだ登場しません。ことの起こりは某Hさんから芸大ギャラリー(新しく出来た御池の方ではなく芸大内の方)でのグループ展「ロクリッポウ展」のお誘いが来たことです。一応匿名にしますが、Hさんは京芸日本画4回生で、アスクで非常勤講師をしてくれている人です。会期は10月11日(月)~17日(日)なので、残念ながらこのブログが掲載される日が最終日だったりするのですが...そのメンバーにO君が含まれていました。O君は現役で京芸美術科に合格し油画に進み、現在は大学院の1回生です。彼はセンターでなんと450/500点(ジャスト9割)の高得点を取り、実技は...の点(非公開:なんとか最低限はとってますね)で現役合格をされました。油画の中のフレスコ(壁画)クラスに所属されハイペースで制作活動、研究活動にいそしんでおられます。実はその年にHさんも現役で受験されたのですが、O君よりHさんの方がはるかに実技力はあったにもかかわらず残念ながら不合格でした。そして1年浪人の後かなりの高得点で合格されました。現在4回生。彼女も学外も含め精力的に活動されています。その年は他にもアスク的にはかなり実技ハイレベルな現役生が何人か落ちてしまい、翌年のアスクスタンダードコースはかつてないほどハイレベルとなったということがあった。そして、その全員が超高得点で受かったのでした。その学年がつくった作例(特に色彩)は今でも重宝していますし、その時のメンバーが今、何人もアスクの非常勤講師になってくれています。(何年かに1度の講師豊作年ですね)そのO君とHさんがいっしょにグループ展をしているという点が興味深く、今回の京芸ファイル「京芸現役合格」の記事になるのではないか、と思い立った訳です。前置きがあまりに長いですね。では、インタビューの前に、ロクリッポウ展での彼の作品を紹介します。やってきました京都芸大芸大ギャラリーは本部棟の真ん中の1Fにあります。ピロティから入ります。入ると最初に展示されていたのは別のアスクOBのFさんのドローイングであった。Fさんはまだ3回生なのだがこれまた精力的に活動している人で、奥にもっとすごい作品があったので、後に紹介します。そして、O君の作品は...とりあえずでかい作品です。さすが壁画クラスというか、支持体の壁自体をつくっちゃっています。3枚の写真は作品をぐるっとまわりながら撮ったものです。わかるかな?で、3枚目の写真の右に立っているのがO君。後で、ファイルを見せてもらうと、これまでも鑑賞者を取り囲むような、壁面を埋めるような作品を多く制作しているらしいことがわかりました。ただし、壁自体をつくったのは、今回が始めたとのこと。しかし、壁に近づくと、驚くような事実を発見したのだった!まさか?...。第一弾ここまで第二弾は、10月20日(水)アップ予定Y師 [0回] 2010/10/15 (Fri) 22:44 京芸ファイル欄外ページ Trackback() Comment(0)