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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
18 May

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30 June

モノの見方、観察の奥行

本日、宿泊セットの締切日です。
まだ京都宿泊セット、彦根受験セットともに若干の余裕がございます。お申込みお急ぎください。

次週からSPSTクラス、受験生クラスでは粘土による頭部塑像授業が始まります。昨年度より、彫刻畑卒のH先生が、七条と北大路の合同授業を担当されています。観察の奥行をこの機会に深めましょう。
昨年度の様子



モチーフも、制作道具も、制作時間も同じはずなのに、出来上がった作品には優劣がつきます。その差が観察力だとするならば、早い段階で高めておきましょう。 その昔田和が大学4年生の頃に読んだスーパー・アヴァンギャルド映像術という本への西村智弘の寄稿で、モノの見方とその違いにまつわる例えを読んだことがあります。当時その文章を読んでハッとさせられ、我が事の様に思えた記憶があります。


画家:葛飾北斎/タイトル:甲州石班澤/製作年:1831~1835

要約するに、―その昔、江戸時代頃の日本人には、当時の浮世絵や版画のような風景が実際に見えていた。物と輪郭をはっきりと隔てて、対象を簡略にとらえることに優れていた。それが西洋からの遠近法と、陰影を強調した物の視点が入ってきたことで一変してしまったー

モノの見方が変わるということは、つまり新しく理解を得ることです。普段一方向からの視点に優れている生徒でも、多角的な視点をまだまだ鍛えられるチャンスかもしれません。そんな授業、本当に楽しみですね!

田和

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