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今日もアートスクール

京都アートスクールの4校(京都駅前七条校、京都 北大路駅前校、滋賀 彦根駅前校、NET通信実技センター)の日々を随時更新。
19 May

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26 February

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京芸入試2日目が終了しました。

昨日と今日に、
京都市立芸術大学を含む、多くの大学の入試が行われました。
入試を終えたみんな、よく頑張った。

どうしても言いたいときには、言いますが、
「ガンバレ」「頑張ろう」という言葉は、生徒のプレッシャーになるかもしれないと考えてしまい、
普段はなかなか言えません。
けれど、生徒一人ひとりの頑張りを後押ししたい気持ちや、
みんながちゃんと頑張っていることを見ているということを伝えたい気持ちがずっとありました。
「よく、頑張った」
これなら、プレッシャーにならない言葉かなと思うので、
入試を終えたみんなに言います。
本当に、本当に、よく頑張っていました。おつかれさま。

ここからまだ試験のある人も多くいます。
少し休んでまた、制作に集中しましょう。

さて、
昨日にひきつづき、京芸の課題について。




立体:
テーマ「包む・包まれる」


上記のテーマを、下記の条件に従って立体表現しなさい。

条件が色々とありました。
●まず、材料ですが、白い8.5cm×5.4cmのカード150枚
そして、軽量紙粘土。

●接着用に木工用速乾接着剤と、紙粘着テープでした。

●材料はすべて使い切らなくてもよい。

●カードに切り込みをいれても良いが、切り離してはいけません。

●解答の範囲が、35cm×35cm×高さ50cm。はみ出さないこと。


どんなに前年までと違う出題であっても、
「立体」の試験で、
受験生の「立体」に対するさまざまな事柄とは違う、別のものだけが問われることはありません。
今まで積み重ねてきた、一人ひとりの「立体力」が作品に宿ったかどうか。

                  


500人を超える受験生の作品の中で、ASKからの受験生の作品は
どんなふうに見えるのでしょう。
その景色を見ることができないのが、もどかしい。
            サカグチ

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21 February

国公立大学 前期日程まで、あと少し

こんばんは。サカグチです。

11月~12月頃、
守衛の男性が落ち葉で「ハート」や「星」、「心」を描くことでも話題になった大学。

京都工芸繊維大学の前期日程入試が、2/25(火)26(水)に行われます。

京都工芸繊維大学 造形科学域 デザイン・建築学課程 は、
入試で実技検査が課せられます。
ASKからの受験生は、
今年も、北山、七条、彦根の3校で、ラストスパート中です。

京都工芸繊維大学の近くにあるASK北山校では、
入試1日目の数学の試験終了後、2日目の図画に向けて、
3校の生徒が、合同で最後の特別対策を行います。
試験前夜の最終確認です。

ASKから工芸繊維大学へ進学した学生の話を聞くと、
必ず「実技を習ってよかった」という声が聞こえてきます。
受験だけではなく、大学入学後にも、
ASKで学んだことがとても重要だと感じるということです。

嬉しいですね。

最初の1文が気になる人は、「工芸繊維 落ち葉」で検索してみて下さい。
写真は昨日の北山の様子。





 
 サカグチ

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09 January

とうとう決まったようですね

こんばんは保田です。そして
あけましておめでとうございます。
今夜はちょっと遅くなってしまいましたが、家から投稿してます。

とうとう決まったようですね...京芸の移転。

1月6日付けで、京都市立芸大公式サイトに記事が出ていました。

京都市が本学の崇仁地域への移転整備方針の決定を発表

記事によると
 ~平成26年1月6日,門川大作京都市長が,本学の要望に応え,本学を崇仁地域に移転整備する方針を決定したことを発表されました~ とのこと。

方針を決定した、という段階なので、まだ第一段階といったところでしょうか。
順調に話が進展したとしても、最終的に移転が完了するのは、まだまだ先になるのでしょう。
今まさに京芸を目指してセンター対策の猛勉強をしているだろう生徒達には
あまり関係ないのかもしれませんが。
それにしても、京都市の方針としてはっきり決定した訳です!

京芸の移転については、もうずいぶん前から話はあったのですが、
「ばくぜんとした話」なだけで「具体的な話」にはなかなかならなかったのです。

数年前から、アスク主催の芸大受験説明会に、
京都市立芸大からも参加していただけるようになったのですが、
その際に移転問題について質問すると
「移転は...したいんですがね...」と、いつも渋い顔で話を濁され
やっぱり無理なんやろな...と、思わされるばかりでした。

ところが、昨年3月

京都市へ本学の崇仁地域への移転整備を要望

で状況は一変しました。
建畠さんのような大物学長がいる間に決めてしまいたい、ということなのか
京芸も今回は本気のように思われ...

そして、約1年後の今日に至った訳です。
とりあえず、おめでたいことです。
実際京都駅前ということは全国的な視点から見ると、
その利便性は意味があるんじゃないでしょうか。
京都市立の芸大としての意味もより強くしうるのではないでしょうか。


アスクとしても、七条校から歩いて行ける距離になる訳で。
そういう意味では、なるべく早く移転していただけるとありがたいですね(笑)。



保田




ところで、昨年の12月25日(水)のクリスマスの日の朝、東山七条の智積院に行ってきました。

午後からの七条校勤務の前に、庭園と長谷川等伯・久藏親子による障壁画を見てきました。
七条校から七条通りをずんずん東へ歩き、鴨川を渡り、国立博物館、三十三間堂の前を過ぎると
東大路で七条通りは終わるのですが、まさにそのどんつきが真言宗智山派 総本山智積院です。
(七条校から徒歩約15分)

すぐ北にはアスク生も多い京女、逆に南に下がると今熊商店街に、大谷高校、日吉ヶ丘高校。
(ところで今熊野商店街の「大谷園茶舗」の抹茶ソフトは絶品です)



智積院は庭園が素晴らしいのと、あの有名な障壁画の実物(収蔵庫、撮影禁止)と、それが元々あった空間(大書院)を見ることが出来て勉強になりますので、すごくおすすめします。講堂の田渕俊夫画伯の襖絵も素晴らしかったです。(これも撮影禁止)過去の作品と現代の作品があるお寺に行くと、ほとんどの場合、現代のものが激しく見劣りして何かがっくりくることが多いのですが、コレは等伯に負けてない!と本気で思いました。

(この辺りには他にも、三十三間堂や、養源院の宗達もお勧め、国立博物館に9月にオープン予定の谷口吉生設計平成知新館楽しみです)


↑この絵はレプリカ。本物がある収蔵庫は、この部屋とまったく同じ間取りになっている。


縁側の下はいきなり池。天気が良ければ池の波の波紋が軒に映る。


で、何が言いたいかというと、今や移転を控える身とあいなった現在の京芸沓掛校舎の
移転前の校舎がこの智積院の中に、(外観は)そのまま残っているんですね。
「旧芸大」は智積院の敷地内にあったということです。
長い歴史の中で何度も移転している京都芸大ですが、沓掛の「前」と「後」はけっこう近い場所
ということになりそうですね。


↑奥の校舎っぽい建物


保田が京芸に入学したのが1986年。前回の京芸移転が1980年なので、まだ移転間もない時でした。
当時の院2の先輩方が、沓掛校舎の初年度生でした。
で、若手の非常勤講師の方々は、最初今熊野の「旧芸大」に入学されて、途中から沓掛に来られた人達でした。で、当時、聞かされたのが「旧芸大」がいかに良かったか、あるいはメチャクチャだったかという話でした。(今風に言えば「武勇伝」のような話が多かった)新校舎の我々は、そんなOBの熱い話にあこがれて、なんか損したな的な感覚でした。「旧芸大見学ツアー」というのがあってOBに連れられて、覗きに行ったこともあります。
一方で、前回移転当時の梅原猛学長を中心とした移転の苦労話もいろんな方からよく聞かされた。ものすごい苦労を重ねて移転して、結果、「旧芸大は良かった」とは、なんだかなあ、という話だとも思いました。
長くなるので、ここらで辞めますが、
しかし、今になって思えば、あれはまさに「伝説」であり「幻想」だったのだろうということです。


沓掛校舎も伝説になるのでしょうか?

今から「沓掛」に入学する生徒達は、後の「崇仁」新校舎の生徒達に伝説を語る側になるのかもしれませんね。

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30 December

2014 卒展&制作展

 
 
 ask束の間の休館日1日目でございます。
 本日実家の香川県に帰る予定のサイトウです。
 やはり実家に帰るのは、ほっとするもんですな。
 下宿の高卒生も、久しぶりの実家。ほっとしてきてください。
 
 さて、本日は特に基礎生へ紹介したいこの冬観られる制作展について。

■京都市立芸術大学 2/12(水)〜2/16(日)9:00-17:00
場所:京都市美術館+京都市立芸術大学キャンパス

2/15(土)は、ギャラリートークのある日。作品解説を聞きながら観れるのはおすすめです。
そして、2/15(土)は先着52名で、美術館とキャンパスの直通バスが出るそうです。500円。
申し込みした順なので、ぜひお早めにお申し込みを!



以下、京都市美術館の2月の予定表より

■成安造形大学卒業制作展・進級制作展2014 1/29〜2/2
場所:京都市美術館 本館


■京都嵯峨芸術大学・同短期大学部 第42回 制作展 2/5〜2/9
場所:京都市美術館 本館


■京都精華大学 芸術学部・デザイン学部 卒業制作展 2/19〜2/23
場所:京都市美術館 本館


■京都芸術高等学校「卒業制作展」2/25〜3/2
場所:京都市美術館 本館+別館
※これは中学1,2年生必見ですね。



 この他、市の美術館ではないようですが、
 京都造形芸術大学、大阪成蹊大学、大阪芸術大学、神戸芸術工科大学も制作展があります。
 もう少ししたら、情報が出始めるかと思います。



 ここからは関東情報。

東京藝術大学 1/26(日)〜1/31(金)
場所:学部=東京都美術館  大学院=大学美術館、大学構内


多摩美術大学 3/20(水)〜3/23(土)
場所:多摩美 八王子キャンパス


武蔵野美術大学 1/16(木)〜1/19(日)
場所:武蔵野美大 鷹の台キャンパス



 またお知らせもすると思いますが、ぜひ計画をたててまわってきてほしいです!
 関東に出向くなら、例えば東京芸大の卒展にあわせて行きつつ、
 ほかの大学に問い合わせて、キャンパス見学にいっていいか聞いておいて、
 行けるならそちらも一緒にまわってくるとか。
 2月初頭の入試期などは入れないと思いますが、その他なら見学可の可能性は高いと思います。



 「これから帰省準備をせねば…」のサイトウがお送りしました〜。
 


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03 November

京芸特集記事…!

 
 
 北山校に「大学の今がわかる情報誌 IKUEI NEWS」なるものがありました。
 電通育英会という組織が、発行している情報誌とのこと。
 (広告代理店の電通が、昭和40年から給付奨学金制度をしていることを初めて知りました。)
 
 今回の号では、京都市立芸術大学が特集されていたので紹介します。
 長いものではないので、是非読んでみてください。
 
 文章中に「もっともラディカルな芸術大学の自負」と書かれています。
 ※ラディカル radical =過激なさま。極端なさま。急進的なさま。

 京都って「日本文化」っていう感じがしますが、
 京芸にはあまり「伝統」とかにとらわれた印象がありません。

 でも祇園のお店とか、町家とか、お城や神社など見ていると、
 伝統に根ざした造形や意識というものが残っていて、
 京都という土地はおもしろいバランスの土地だなぁと思います。
 
 大学へ行くということは、その分野の現在の考え方、過去の考え方について学ぶことができる
 ということの価値が大きいと思います。
 学びの上にある独自性には深みがあります。
 若くて脳の柔らかいうちに、教育を受けることは、独自のスタイルを追求する上でも価値があると思います。

 でもなにより、大学がどんなに理念をとなえても、
 学生たちに「主体性(わてがやったるで!自分のスタイル探したい!)」という気迫がないとなにも生まれません。
 
 だれだって可能性がありますが、自信がないとなかなか「自分の可能性」を信じれませんね。
 「自信がないな」「わたしなんて」と思う人は、その思い込みを外す努力をしていこう。
 講師からみると、高校生や高卒生は、まだまだどんぐりの背比べな時期。
 自信を持った方がいいなと思う人たくさんいます。

 
 北山でも、昨日に引き続き私大模試が行われています。

 




 +おまけ 展覧会情報+

 
 
 京都駅の伊勢丹7Fにある、美術館「えき」で、
 藤田嗣治渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ 1913-1931が開催されています。

◎ 10月25日(金)~12月1日(日)[会期中無休]  
◎ 開館時間:午前10時-午後8時
◎ 入館料:一般 900円、高・大学生 700円、小・中学生 500円
 
 サイトウも先日行ってきました。

 アカデミックな芸術ではない、「自由な芸術」へ、
 自分のスタイルを確立していった様子が見れる展示でしたよ。
 結果としてみる他人の人生は、できあがったものにみえますが、
 その当時リアルタイムでの本人やまわりの人って
 すごい「覚悟」を持って芸術へ挑んでたんだよなぁと思うと一枚一枚に感動します。
 
 閉館時間が少し遅いので、高校帰り、ask帰りとか行きやすいかと思います。



 <サイトウ>

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